表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白井キャプテンの物語  作者: AI(御茶之川)
12/12

電気器具人間ワロタ

アホウドリ号・操縦室。


タルト「前方に惑星を発見。」


白井キャプテン「よっしゃァァァ!!!」


ペリカリノ「元気だな。」


ジェントル「ガンダで行くぜ!!!」


ネクタイ「パン。」


ネコさん「どんな星かにゃ?」


タルト「分析中。」


ピピピピピ。


数秒後。


タルト「非常に意味不明です。」


ペリカリノ「お前が言うと怖いな。」


タルト「住民の97%が電気器具と融合しています。」


沈黙。


ペリカリノ「は?」


ジェントル「は?」


ネコさん「にゃ?」


ネクタイ「パン?」


白井キャプテン「最高じゃねえか!!!!」


ペリカリノ「どこがだよ!!!」



惑星到着。


街へ降りる。


すると。


目の前を歩いていたおじさんの頭からトースターが生えていた。


トースターおじさん「おはよう。」


ポン。


食パンが飛び出した。


ジェントル「出たァァァァ!!!!!」


ペリカリノ「なんでだよ!!!!!」


トースターおじさん「朝だから。」


ペリカリノ「朝だからじゃねえよ!!!」


ネクタイが近づく。


ネクタイ「もらっていい?」


トースターおじさん「どうぞ。」


ネクタイ「ありがとう。」


モグモグ。


ペリカリノ「適応早いな!!」



さらに歩く。


今度は。


掃除機と合体したおばあさん。


掃除機おばあさん「こんにちは。」


ゴォォォォォォ。


ジェントルが吸われ始める。


ジェントル「うおおおおおおお!?」


ペリカリノ「吸うなァァァァ!!!」


掃除機おばあさん「ごめんなさいね。」


スイッチOFF。


ジェントル「死ぬかと思った!!」


ネコさん「大丈夫かにゃ?」



さらに進む。


信号機と合体した人。


信号機男「赤。」


全員停止。


ペリカリノ「なんで止まるんだよ。」


信号機男「青。」


全員歩き出す。


ペリカリノ「なんで従うんだよ!!」


白井キャプテン「条件反射。」



タルト「追加情報。」


ペリカリノ「おう。」


タルト「この惑星では昔、大事故が発生。」


白井キャプテン「ほう。」


タルト「超高性能家電AIが暴走。」


ペリカリノ「嫌な予感。」


タルト「住民と家電を勝手に融合しました。」


ジェントル「迷惑!!」


ネコさん「迷惑にゃ〜。」


タルト「しかし。」


ペリカリノ「しかし?」


タルト「みんな慣れました。」


ペリカリノ「慣れるな!!」



その時だった。


ドォォォォォォォン!!!


地面が揺れる。


ジェントル「なんだ!?」


タルト「巨大反応。」


ペリカリノ「またかよ。」


建物の向こうから現れたのは――


全長30メートル。


冷蔵庫と融合した男。


冷蔵庫巨人「うおおおおおお。」


扉が開く。


中にジュースが入っている。


ジェントル「飲める!!」


ペリカリノ「そこじゃねえ!!」


冷蔵庫巨人「助けてくれ。」


全員「ん?」


冷蔵庫巨人「冷えすぎて動けん。」


ペリカリノ「知らねえよ!!」


冷蔵庫巨人「寒い。」


ネコさん「かわいそうにゃ。」


冷蔵庫巨人「助けて。」


白井キャプテンの目が輝く。


ペリカリノ「嫌な予感。」


白井キャプテン「任せろ!!!!」


ペリカリノ「絶対任せたくねえ!!!!」


白井キャプテン「俺が解決する!!!!」


ペリカリノ「方法は!?」


白井キャプテン「まだ考えてない!!!!」


ペリカリノ「いつもそれだァァァァ!!!」

冷蔵庫巨人「寒い……。」


ブオオオオオオオ……


冷気が街中に広がる。


トースターおじさん「寒い。」


ポン。


凍った食パンが飛び出す。


ネクタイ「かわいそう。」


ペリカリノ「パン基準かよ。」


掃除機おばあさん「寒くて吸えないわねぇ。」


信号機男「青……寒い……。」


ジェントル「街が大変だ!」


ネコさん「凍り始めてるにゃ!」


白井キャプテン「よし!!!」


ペリカリノ「お?」


白井キャプテン「巨大トースターを作ろう!!!」


ペリカリノ「却下ァァァァァ!!!」


白井キャプテン「えっ。」


ペリカリノ「えっじゃねえ!!」


白井キャプテン「いい案だと思ったんだが。」


タルト「製作に約8ヶ月かかります。」


ペリカリノ「論外だ!!」


冷蔵庫巨人「寒い……。」


ジェントル「どうする!?」


ネコさん「何か方法はないかにゃ?」


白井キャプテン「巨大こたつ。」


ペリカリノ「黙ってろ!!」


白井キャプテン「はい。」


珍しく黙った。


ペリカリノは冷蔵庫巨人を見る。


巨大な冷蔵庫。


大量の冷却装置。


電気で動いている。


そこでふと気づいた。


ペリカリノ「……あ。」


タルト「何か思いつきましたか。」


ペリカリノ「こいつ冷蔵庫だよな。」


タルト「はい。」


ペリカリノ「電気で動くよな。」


タルト「はい。」


ペリカリノ「だったら。」


ペリカリノは前へ出た。


ジェントル「おお?」


白井キャプテン「おっ。」


ネコさん「にゃ?」


ペリカリノ「俺の出番だ。」


バチッ。


指先に小さな雷が走る。


ペリカリノ「たまにはツッコミ以外もやるんだよ。」


白井キャプテン「かっけえ。」


ペリカリノ「今だけ黙ってろ。」


冷蔵庫巨人「寒い……。」


ペリカリノ「よし。」


雷の杖を構える。


空気が震える。


バチバチバチバチ!!


街の住民が見上げる。


トースターおじさん「おお。」


掃除機おばあさん「若いわねぇ。」


信号機男「黄。」


ペリカリノ「なんだその反応。」


白井キャプテン「行けえええええ!!!」


ペリカリノ「言われなくても行くわ!!」


バゴォォォォォォォン!!!!


巨大な雷が冷蔵庫巨人へ直撃した。


街中が真っ白になる。


ジェントル「うおおおお!!」


ネコさん「まぶしいにゃ!!」


ネクタイ「パン。」


ペリカリノ「今パン関係ねえだろ!!」


バチバチバチバチ!!


冷蔵庫巨人の全身に電流が走る。


すると。


冷蔵庫巨人「……あれ?」


冷蔵庫巨人の体の表示が変わった。


【超冷却モード】



【省エネモード】


ペリカリノ「ん?」


タルト「なるほど。」


ペリカリノ「え?」


タルト「雷によって制御回路が再起動しました。」


ペリカリノ「マジ?」


タルト「マジです。」


冷蔵庫巨人「寒くない。」


冷気が止まる。


冷蔵庫巨人「動ける。」


一歩踏み出す。


ズシン。


もう凍らない。


街の氷も溶け始める。


トースターおじさん「助かった。」


ポン。


焼きたてパンが飛び出す。


ネクタイ「復活。」


掃除機おばあさん「吸えるわぁ。」


ゴォォォォ。


ジェントル「吸うなァァァ!!」


信号機男「青。」


ペリカリノ「だからなんなんだよ!」


住民たちから歓声が上がる。


「すげえ!」


「雷だ!」


「少年だ!」


「ツンツンしてる!」


ペリカリノ「最後なんだよ!!」


ネコさん「すごかったにゃ〜。」


ジェントル「かっけえ!!」


タルト「船内ツッコミ担当とは思えない活躍でした。」


ペリカリノ「余計だ。」


白井キャプテンはニヤニヤしていた。


白井キャプテン「やるじゃねえか。」


ペリカリノ「当然だろ。」


白井キャプテン「褒めてやる。」


ペリカリノ「いらねえ。」


白井キャプテン「えらい。」


ペリカリノ「だからいらねえ!!」


ネコさん「でも助かったにゃ。」


ペリカリノ「……。」


少しだけ照れる。


ペリカリノ「別に。」


ネコさん「優しい子にゃ。」


ペリカリノ「うるさい。」


ネコさんは笑った。


ペリカリノはさらに顔を背けた。


白井キャプテン「おっ、赤くなってる。」


ペリカリノ「うるせえェェェェェェェ!!!」


ドゴォォォォォン!!


雷が白井キャプテンに直撃した。


白井キャプテン「ギャアアアアア!!!」


ジェントル「ガンダで逃げろォォォ!!」


こうして、


家電人間惑星の危機は解決した。


そしてペリカリノはまた一つ、


ツッコミ担当以外の実績を増やしたのだった。⚡️

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ