現代妖怪 伝説
初めて連載を書こうとしてます。
花果山の仙石から生まれた孫悟空が今のこの時代に再来したのは三蔵法師が此処、日本に転生している事を知り筋斗雲に乗り向かっている所なのだ。
私は悟空の頭に付けられた緊箍児です。
仏様は「この世に、悟空が再来して下界の人間に迷惑をかけた時が心配だ。一応付けておく事にする。」と言われ、私が監視役をする事になった。
前世の悟空は毎日戦いに明け暮れた一生を送り、慈悲、憐れみ、恩情、同情、総ての徳は知り得たが、悟空の心残りは愛だけが、わからないまま終えてしまったという無念が残り、今、三蔵が転生した事で会いたい一心で筋斗雲を飛ばしている。
すると、山間に差し掛かると、「悟空〜悟空〜悟空〜」と山彦に呼ばれた。無害な妖怪なのだか、これで妖怪達に再来した事がバレてしまった。
蓮の花の甘い匂いが建物の中から漂ってくる。(この匂いは絶対、三蔵の身体から漂うものだぞ。)と悟空が思った。
筋斗雲を屋上に降ろし悟空は、ここの制服を着た人間に変身した。構内の廊下を鼻をヒクヒクさせながら探し歩いていると、目の前に背の高さ180cm以上もあり顔は馬面で目が大きなボタンを付けたような眼球をして、通せんぼのように腕を伸ばして廊下を塞いできた。「おう、新入生か?」と聞いてきた。「アア、どけ!」と悟空が返事すると「おう、ここを通ってみな。」と相手が言うので悟空は足の脛を手で空手のように「パン!」と叩いたら、その場に踞って「ウウウ〜」と苦しんでいる。悟空は、ヒョイっと跳ねて向こう側へ廊下を歩いて行った。
(ここから、匂うな。)其処は3年1組の教室の前だった。




