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始まり
顔が真っ青になるのがわかる。
そんなことはあり得ない。
在ってはいけない。
嘘だ。
それでも現実は変わらない。
今日、魂に宿る力【命能】が目覚める13歳を迎えた私ことシュリアはたった今、人生の苦難に立たされている。
··········苦難どころじゃない! 終了の合図が煌めいてるよ!
·········はぁ、ふぅ、少し落ち着いた気がする。気がするだけだけど。
幸いにして【命能】のことは黙っていれば誰にもばれない。
村の皆には大したことのない【命能】であったと言えば問題ないと思う。
あぁ、どうしてこんなことに。
神様、私が何か悪いことでもしましたか?
出来る限り良い子をしてきたはずです。
それなのに何故······。
スッと目を閉じては自らの【命能】を再び確かめる。
(やっぱり、変わらない)
そこにはたったひとつの名詞がある。
―――滅導師
厄災を呼ぶ、世界の敵に足り得る証だ。
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