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81話 あらあら、神様は不公平ですって

スライムが登場するゲームの内容に触れる箇所がございます。

遊ばれている方は遊んだ後、読んだほうがいいかもしれません。

 とんでもない事になったわね。

 私は、ガーグスト・ノラ・イヴァン様婦人、ウラリーヌ様の側付き使用人メイドを務めています。

 スユです。

 1人息子、クラーネル様の成長を垣間見る事が出来て、月日の流れを感じていたのに……。

 うふふ、私はウラリーヌ様ことウラとは幼馴染なの。

 3代財閥の1つ、バグド家のお隣さんで産まれた私は、両親共々バグド家でお世話になっていたわ。

 同い年。同性。産まれたときからずっと一緒。

 ここまで揃うと、大の仲良しを通り過ぎて姉妹の様な間柄になるのね。

 さて、困ったことが起こったわ。

 ロタ家のご息女、ナナ様の事でクラーネル様が“負けることでも得る事は有る”と啖呵を切った姿は、涙が溢れるほど嬉しかったのに。

 不穏な魔力を感じて、ほのぼのした雰囲気は掻き消えたわ。

 ご当主であるイヴァン様から預かった2人の命は、絶対に護らなければイケないのよ。

 その為にも護衛を固め、5人組を組体制をして、鉄壁の護りをしたわ。

 その時、大変な事が起こっていたの。

 どこの家にも、家宝や秘宝はある物よね。

 このノラ家にも、門外不出のお宝が有るわ。

 本当の意味での門外不出。

 とてもじゃないけれど、重たくて持ち運べないのよ。

 何でも、初代勇者の1人ノラが、この地の守り石として建立したとかしないとか?

 元々、この地に有った石だったとか?

 色んな曰くがある、お宝なのよ。

 ただ、高純度の火属性魔力が蓄積し、結晶化した物なの。

 その姿が水辺に赤いグラデーションの色だったので、睡蓮の花に見えた……らしいわ。

 その名も“睡蓮の魔石”として、ノラ家の家宝となったのよ。

 毎年、田植えをする前に、今年の祈願をするのね。

 その際、この“睡蓮の魔石”を水が張った田んぼに入れるの。

 その姿が、綺麗な睡蓮の花なら豊作。

 ただの石なら不作。

 と、なるんだけれど……人が見るものよ。

 毎年、豊作よね。

 あははは! と、笑っていられないよ。

 この石は、見た目以上に重量なの。

 運ぶの苦労するのよ。

 イヴァン様のマジックバックに入れて運ぶしか手が無いの。

 去年なんて、居なかったから大変だったのよ。

 重いタンスを運ぶやり方で試してみたんだけれど……腰を痛めてアウト!

 次は、石鹸水を床に撒いて滑らせる作戦をしたの……押す人も滑ってアウト!

 結局、豊作祈願祭は延期したわ。

 あの時ほどイヴァン様を恨んだ事は無かったわね。

 良い人なんだけれど、坊っちゃん坊っちゃんしている方。

 親子、そっくり。

 その“睡蓮の魔石”が何者かによって破壊された?

 もしくは、持ち去られた?

 保管してあった場所には、白い砂山があるのみだったの。

 さらに、不吉な情報が齎されたわ。

 山間に住んでいた親子が行方不明との事。

 スキル“意思疎通”にて、最後に連絡した内容が気になるのよね。


 〈「貴方。若い女性が倒れていたの。動かせないから、ルカと一緒に様子を見るわ。何かあったら連絡するわね」〉


 との事なの。

 赤いドラゴンの事もあるわ。

 魔人? 魔獣?

 いろんな考えが頭をよぎるけど、出来る事をするしかないわね。

 今はウラリーヌ様とクラーネル様を守る事に専念すべき。

 冷淡の勇者スユの名にかけて守ってみせるわ。





元嶋もとじま 晃史あきふみさん。地図をありがとうございます」


 私は地図を日本語で書いてくれた、異世界人にお礼を言ったわ。

 この情報が無かったら、大変な事になっていたと思うの。

 時間がかかればかかるだけ、私の中の悪魔が顔を出してしまうわ。

 それに……うふふ、とりあえずルジーゼ地方へと出発ね。

 風景はガーグスト地方と代わり映えしないわね。

 ただ少しだけ、山が低い? それに大型の動物が多いかしら?


 ハァ〜、ハァ〜、ハァ〜。

 少し飛ばしすぎたわね。

 魔力全開での全力疾走は流石に堪えるわ。

 私は、ノイシュバンシュタイン城風の住居から左に折れて、道なき道を進んだの。

 もちろん、ただ歩いたんじゃ無いのよ。

 魔力を纏い力に変えて、スピードを上げて走ったの。

 同じ景色でも違うのね。

 まず大きく違うのは、田んぼが無い。畑が無い。人が居ない。

 無い無い尽くしの田舎道。

 でも、山や森は手入れされていて、管理している感じがしたわ。

 山道も、村も、整備され走りやすかったわね。

 田舎と言っても、日本の田舎ではなくて……う〜ん?

 世界的有名なスライムが出てくるゲームの村? そんな感じね。

 妹の愛隣あいりが大好きだったのよ。

 何でも「神なるソフト。しかし! Ⅺは攻略本無しで解けるよ。それでも、敢えて買うけどね。そこはファンの流儀」などと、訳の分からない事を言っていたわね。

 LINEをしながら横目で見ていたの。

 テレビ画面に映し出された映像は美しかったわ。

 とても、人の手で作ったモノとは思えないくらい。

 内容も、運命を背負いし勇者が、悪魔の子と烙印を押されながらも、仲間と共に立ち向かう姿に涙したわね。

 でも、魔王が一枚も二枚も上手なの。

 大切なモノを手に入れる寸前、全てを失う。

 勇者としての証も、仲間も、何もかも奪われてしまう。

 残ったモノは命だけ。

 その命も危なかったわ。

 そんな時、手を差し伸べてくれる人はいるの。

 そして、失ったはずの仲間が1人、また1人と取り戻して行く。

 奥の深いストーリーに感心しつつ、感涙したわね。

 途中までは、今の私と似ているかしら?

 運命なんて背負っていないけれど、悪魔によって全てを失った所は同じだわ。

 全く違うのは、手を差し伸べてくれる人……は居ないわね。

 うふふ、ゲームの世界感丸出しの、村の風景にこんな事を思い出しちゃったの。

 何よりも、砦のような居城には驚いたわね。

 そのまんまなんですもの。

 愛隣なら興奮モノね。


 さて、まずは浮くでしょう。

 次に魔力と気配を消すわ。

 さぁ!

 砦を攻略よ!

 目指すお宝は、ナナね。

 もしくは情報。

 何か手に入ると良いわね。


 おじゃましま〜す!


 心の中で挨拶をして、中に入ったわ。

 う〜ん……砦ね。

 でもすぐ、中庭に出たわ。

 運動場? 練習場? 訓練場が正しいかしら?

 それにしても、誰も居ないわね。

 門番がいたぐらいだわ。

 ロの字の形に建っているのね。

 門が正面なら、奥は執務室かしら?

 中を覗くと……誰も居ないわね。

 あら?

 1枚の絵画が有るわ。

 まぁ!

 金髪青眼、優しそうで素敵な男性と、頭1つ分弱ほど低いかしら? 陶磁器の様な透き通る肌に、腰まである金髪がゆるふわウェーブで、小さな顔をより小さく見せている女性の姿が描かれていたの。

 何この美人!

 そして、腕の中には女性の子供と思しき、瓜ふたつの美少女も描かれていたわ。

 どちらも絶世の美人と美少女ね。

 異世界感丸出しだわ。

 これぞ異世界! って感じの絵ね。

 あの男の子と同じぐらいの年の子がナナだから……まさか……この美少女がナナなの! !

 コレがルジーゼ・ロタ・ナナなのね。

 こんなに可愛いんだ。

 私と大違いで、幸せそうね。

 ……何かしら? このムカムカする気持ちは?

 私だって、この世界に来るまでは、貴女ぐらいに幸せだったのよ。

 こう見えても、正統派で清楚な大和撫子と言われた事もあるの。

 この世界に来るまでは! の話よ。

 まぁ、イイわ。

 この子の側に、紅蓮の龍王がいるのね。

 しっかり顔を覚えなくては、イケないわ。

 でも、本当にキレイな子ね。

 そう言えば、彼女にはもう1つ特徴があったわ。

 両足が無い、障がい者よ。

 それでも、貴族様で美人。

 守られていて幸せな生活を送れていたはずよ。

 やっぱり、ムカムカするわね。

 そうだわ!

 いい事、思いついちゃった。

 これぐらい許されるはずだわ。

 うふふ……久しぶりのイタズラは楽しいわね。

 ココをコウでしょう。

 そして、ココにはコレよね。

 よしよし上手く行ったわ。

 中々の才能よね。


 さて、他に情報は無いかしら?

 私は隣の部屋へと移動したわ。

 ここは書庫?

 ひょっとしたら、日本語で書かれた書物があるかも!

 ……そんなにうまくは行かないものね。

 1冊も無かったわ。

 でも挿絵や図面で書かれているものが多かったから、ここが普通の書庫では無いことが理解で来たわ。

 ここは、マジックアイテムの開発メモ庫ね。

 それらしき機材も見つけたもの。

 誰が使用するのかは知らないけれど、立派な物ばかりだった。


 さぁ、次の部屋ね。

 あら? 薄暗いわ。

 少しだけカーテンを開けてもいいわよね。

 はっきり見えてきた光景に、息を呑んだわ。


「赤ちゃん……なの?」


 木目調のベビーベッドとロココ調の長椅子セットがある部屋だった。

 全体的に白を基調とした空間で、とても清潔感があるわね。

 その白に優しい椅子のピンク色がアクセントになっていて、とても素敵な部屋に感じられたわ。

 私が息を呑んだのは、そこに赤ちゃんがいた事と、長椅子に絵画のモデルが寝ていたからなの。

 その女性は、熟睡していて起きる気配は無いわね。

 私は自分の気配を殺して、ベビーベッドの中を覗いたわ。

 金髪で青いお目々がパチクリとした可愛い赤ちゃんがいたの。

 私を見つけて、笑った顔が何とも言えず愛らしかったわ。

 私は思わず手を伸ばした。

 その子は泣くこともせず、微笑んだ。

 私を見て……微笑んだ。

 天使の微笑み。

 全ての時間が止まったわ。

 全てのね。

 私も抱くはずだった我が子。

 私だって、大学を卒業して。

 保育士に成れて。

 大恋愛の末、結婚。

 2年後には、玉のような赤ちゃんを産む……はずだったわ。

 神様は不公平ね。

 私は何の為に産まれてきたの?

 ゲームの中の勇者でさえ、使命を持って産まれていたわ。

 この子にも、そして両足が無いナナにも、大切な役目を持って生を受けたはずよ。

 だったら、私は何の為に産まれてきたの! !

 人って子孫を残す為に、生まれるんじゃないの?

 夢を叶えるために、生きるんじゃないの?

 だったら、私の人生ってなによ! !

 やっと出来た彼氏に連れられて、こんな所まで来てしまった。

 そして、私を含め全員が狂って行ったの。

 本当の愛を知って目が醒めたわ。

 その事を伝える為に、ヒデの腕から逃げ出したの。

 でも、駄目ね。

 逃げるときあの男の能力で、私の命は消えたの。

 もう、後5日で死ぬわ。

 そういう能力なのよ。

 自身の身体に血文字で書くだけで、その事がリアルになるの。

 “死”に纏わる事だけなんだけれどね。

 私の“祈り”でも覆る事が出来なかったわ。

 あははは!

 神様って本当に不公平だわ。

 よく言うじゃない。

「神様は乗り越えられる試練しか与えない」とね。

 アレ嘘よ。

 こんな試煉、無理ゲーじゃない。

 乗り越えられるわけ無い!

 私が産まれてきた意味さえ、分からないのに。

 後5日で死ぬのに。

 何をどんなふうに乗り越えればイイのよ!

 教えてよ……神様!

 私は、赤ちゃんに触れることなく手を引っ込め、その場から去ったわ。

 一刻も早くの、紅蓮の龍王に伝えないといけないもの。

 私達の事実を……ね。

 遠くで赤ちゃんの鳴き声が響いていた。

 ……ごめんなさい。

 その言葉だけを残し、魔力全開で首都スアノースへと急いだ。




「ほんぎゃ〜ほんぎゃ〜ほんぎゃ〜」

「あらあら、カムイちゃん、どうしたの?」


 子どもの泣き声で目が覚めたわたくしは、急いでベビーベッドの側へと移動いたしましたわ。

 なんで泣いているのかしら?

 ミルクの時間でも無いし、お尻もイイはずよ。

 だって、先ほど替えたばかりですもの。

 だったら何故?

 まさかコレが俗に言う「子供の頃は感受性豊かなので、見えない者が見える」行為なのね。

 わたくしは辺りをキョロキョロしましたわ。

 もちろん、わたくしには見えないわね。

 あら? 窓が開いているわ?

 閉めたはずなのに変ね。

 まぁ、涼しいからこのままで良いわ。

 気持ちいいもの。

 わたくしはとりあえず、カムイちゃんを抱きあやしました。


「はいはい、泣かないで〜。ヨシヨシ、泣かないで〜」


 背中をポンポンと優しく叩いたり、ベロベロバァ〜と泣く事から気をそらしたりしましたけれど……泣き止む気配無しですわ。

 こんなときはあそこよ!

 わたくしは、今だ泣き止まない我が子を抱いたまま、廊下へと出ましたの。

 2つ先の部屋へと入りましたわ。

 そこには旦那様と娘の肖像画があるの。

 なぜかその絵を見せると、ピタリと泣き止むのよね。

 ニコニコと笑い出すの。

 この間なんて「ナ〜ナ〜」と言いましたのよ。

 もちろん、わたくしにしか聞こえませんでしたけれど。

 でも、ナナちゃんの話をすると、ご機嫌さんになるのよね。

 よほど好きなのね。

 そうそう、もう1つ好きな物があったわ。

 ナナちゃんのギルドカード、個人的には“ナナ石”と呼んでいるものなの。

 コレに触れさせると、大人しくなるのよ。

 お行儀もいいの。

 ひょっとして、“ナナ石”からナナちゃんとお、話でもしているのかしら?

 わたくしはそう睨んでいますのよ。


「キャ! ナナの顔が! !」

「ほんぎゃ〜! ほんぎゃ〜!」

「ソノア様! 以下がなさいましたか」

「あ! リルラ! 見てちょうだい! ナナちゃんの顔にお髭と太眉、ヨダレに牙、角まで! 落書きしたの誰よ! すぐに絵師を呼んでちょだい! !」

「ほんぎゃ〜! ほんぎゃ〜!」

「泣かないでちょだい。リルラ! リルラ! 早く絵師を!」

「ソノア様、落ち着いて下さい。子供のイタズラでしょう。うふふ、ある意味、芸術作品ですね。ほら、カムイ様も笑っていますよ」

「あら? 本当ですわ。……でも……ナナちゃんが」

「すぐに、絵師を呼びます」

「お願いね」

「それにしても、よほどナナ様に恨みでもあったんですかね?」

「リルラ、余計な事を言わないでちょうだい。止めて! そういうの、フラグとか言うんでしょう。変なことを言わないで!」

「はい。それでは呼んでまいります」


 豪黒の勇者リルラが部屋を出て行ったわ。

 改めて見ると味があるようなぁ〜。

 ……やっぱり駄目ですわ。

 美人さんなのに、こんな落書きが許される訳ありませんもの。

 それにしても、ここに居る子供なんてカムイちゃんしか居ないはずでしたのに。

 誰が連れてきたのかしら?


「ほんぎゃ〜! ほんぎゃ〜!」

「あらあら、また泣き出したわ。全くどうしたのかしら? まぁ〜、今度はオムツですわ。向こうで替えましょうね」


 不思議な事があるモノね。

 後のことはリルラに任せましょう。




「ピカタはいるかしら?」

「はい、此処に」

「悪いんだけど、“ナナ様の誕生”が誰かに落書きされていたわ。すぐに直してちょだい」

「はっ、すぐに参ります」

「お願いね。ジアンはいるかしら?」

「はい、リルラ様。以下がなさいましたか?」

「今、この屋敷に子供は居るの?」

「カムイ様、以外居りません」

「やっぱり、そうよね。何者かが侵入した形跡を発見しました。すぐに警護の強化を!」

「はっ! すぐに致します!」


 流石にマズイわね。

 入られたのに、全く気が付かなかったわ。

 ナナ様のイタズラ顔は面白かったけれど、笑えないわね。

 何かが起ころうとしているのかしら?

 ハンナに報告しとくのが得策みたい。

 まずは、現状の安全を確保しないといけないわ。

 ハンナは大丈夫かしら?


 コンコン!


「誰?」

「ジアンでございます」

「どうぞ」


 青い顔をしたジアンが入って来た。


「どうしたの?」

「倉庫に備蓄しておりました。火属性の魔石100個が消えておりました」

「はぁ? アレはこの間、ベルネ様経由で手に入れた最高純度の魔石でしょう。あれほど厳重に保管するように言ったはずよ!」

「しておりましたが……壁を熱による溶解で壊し侵入した模様。他の魔石には目もくれず火属性魔石ルビーだけを持ち去った様です。一度ご覧下さい」

「行くわ。貴方も付いて来なさい!」


 私は足速に、多重結界を用いた特別保管庫の前に来たわ。


「壊されて無いじゃないの!」

「リルラ様。そちらでは無く、隣の部屋から侵入した様です。こちらへとお越し下さい」

「はぁ?」


 隣の部屋に入って、我が目を疑ったわ。

 大人1人が、楽々に通れるほどの穴が空いていた。

 熱で溶かされたような縁取りだったわね。

 目眩がするわ。


「ガウラ様を呼んで!」


 私はすぐにガウラ様を呼んで、報告と警護の強化を進言したわ。

 それでも不安は、消えない。


「いかが致しましょう」

「案ずるな。リルラよ。お前が不安になれば、皆が恐れる。しっかりせんか!」

「はっ!申し訳御座いません。私もすぐに護衛に加わります」

「待て。リルラはソノアの側に行け。カムイともども守ってくれ」

「はっ」

「何か……起こっておるんじゃ?」


 それは、私が聞きたいわ。

今回もナナの登場無しです。

ごめんなさい。

マリアの独壇場でもう少し話が進みます。

そんなに長くないのでお付き合いしていただけるとありがたいです。


次回予告

『今回はお前達に譲るワン』

『仕方ないニャ』

『はっ。ありがたき幸せです。それでは私からさせて頂きます。

次回予告。奪った魔石で魔力を補充しつつスアノース城へと突き進むマリア。彼女を止める者が現れるのかぁ! 紅蓮の龍王と会うのが先か!ナナと会うのが先か!マリアの運命が動き出す!

コレでどうでしょうか?』

『『『『素晴らしい。さすが忠大』』』』

『お前達でもコレぐらい言えるよ』

『忠大……顔がニヤけているニャ』

『……』


ネズミ隊にしてもらいました。

予告通りに書けたらイイなぁ〜。

頑張ります!


それではまた来週会いましょう!

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