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第9話 黒い玉座
王座の間。空気が重い。
偽物のボスを倒してから、1時間。
俺はまだ玉座の前に立っている。
黒い玉座。触れると冷たい。
そこに座る者は、世界を支配すると言われている。
「座れ」
声が響いた。女神の声だ。
「君が最後のボスだ。だから座る権利がある」
一歩。足が震える。
二歩。心臓がうるさい。
三歩目で、俺は腰を下ろした。
ドォン!!
黒いオーラが爆発した。床が割れ、天井が消える。
俺の目が赤く光る。力が体に流れ込む。
システムメッセージ:
「どうだ? 気分は?」女神が笑う。
「重い... でも、気持ちいい」
「当然だ。これから君がルールを決める」
「勇者も、魔王も、神も。全て君の駒だ」
俺は玉座の肘掛けを握った。
99回のループ。死と絶望。
もう終わりだ。
「...なら、最初の命令だ」
「この世界を、俺色に染めろ」
黒い玉座が光った。
新しい時代の始まりだ。




