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第20章:悪魔の戴冠
第20章:お前が最後のボスだ
白い空間。音も、匂いも、温度もない。
目の前には玉座。
そしてその上に座る“最強の存在”。
黒い鎧を纏い、6つの影を背負う。
その顔は…私と同じだった。
「やっと来たか」
そいつは笑った。私の声で。
「お前は100人の勇者を殺した。よくやった」
「だが、俺はこの世界の頂点だ。お前に勝てるか?」
私は剣を握りしめた。
体の中の“敵意”が叫ぶ。
痛い。熱い。でも気持ちいい。
「は…面白い」
「勇者も、お前も、全部同じだな」
「強い奴が全てを決めるのか」
私は一歩踏み出した。
「俺が決める。誰が頂点で、誰が負けるか」
「行くぞ。最終決戦だ」
「俺が…この世界の新しい“支配者”になる」
――刹那――
剣と影がぶつかった。
世界が悲鳴を上げた。
血が飛び散る。骨が砕ける。
だが私は止まらなかった。
「お前が頂点なら、俺は“最後のボス”だ」
「そして…ボスは、必ず主人公に倒される」
その言葉と共に、最後の一撃を振り下ろした。
白い空間が、真っ赤に染まった。
「……お前が、勝者だ」
そいつは崩れ落ちた。
そして私の体に黒いオーラが宿った。
私は玉座に座った。
「これから、俺が支配者だ」
「そして俺が…お前たちを統べる」
――第20章 終――




