表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩のお墓  作者: 敬愛
22/207

神様の慈悲

私が私でいなきゃいけない理由があるの?

かなぐり捨てたい 自我も心の存在も


私が私で無くなっても傍にいてくれる

そんな保証が欲しくて


辛いけど我慢して

声にならない声を振り絞って貴方の名を呼んだ


何もかもを許してくれる神様の慈悲


貴方は言葉を無くした廃人へと向けるような微笑を

浮かべた 


この世界はどうして始まったんだろう

ただ苦しむため? ただ嗚咽するため?


そんなんじゃない 私たちは幸せを

平凡な生活を 誰にも邪魔されず密やかに

送るため ただそれだけがさっき言った神様の慈悲


どうでもいい人なら苦しくないよ ただ捨て置くだけ

今 私は卒業式の生徒のように

名前を呼ばれるのをどきどきしながら待っている


こんな気持ちを恋と呼ぶのなら私は盲目の幼子でいい

それならばかなぐり捨てたい 自我も心の存在も


悩んで悩みぬいてそれでも答えが出ないのならば

いるかいないか分からないけど神様の慈悲にすがってみよう


全ての創造主 地球という蒼い星の中で一粒の胡椒の私に

答えを提示してくれるかもしれない 惑う虫の私に

ただ一つの真実の存在へ 集え 啓示を授かるために


私の自我は心は貴方の欠片の集合体

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ