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ランクSな魔法銃剣士の冒険記  作者: 飛龍ノ刃(竜にゃん)
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第3話 ギルド登録

遅れました

第3話 ギルド登録


アルフェイに着いた。

「兄ちゃん、今からギルドに行こうか。案内するぜ。」

冒険者の一人、レックスが話しかけてきた。キルは、馬車と共にギルドへ向かった。

「ここが、アルフェイギルド本部だ。さぁ、中に入って登録してこようか。」

ギルドの中に入ると、冒険者やパーティなどがいた。こっちだと言われ、受付カウンターに来たキルとレックスは、受付嬢に

「ギルドマスターに話がある。例の魔獣大群の件だ。」

と、言うと、受付嬢の一人が奥の部屋に入って行った。

「なんでギルドマスター?」

キルは不思議に思い思わずつぶやいた声が聞こえたのかレクッスは

「500匹の魔獣は昨日急に緊急依頼で出されたから、冒険者パーティ5組であの森に向かったら、まさか1人であの大群を討伐している少年を見たら危ないって思って加勢しようとしたら、もうほとんど終わっていたからな。言葉を失ったわ。それに、まさか、神槍流の使い手とは思はなかったし。」

そんな話をしていると、受付嬢が戻ってきて、奥の部屋に通された。

「レックス、早いな。緊急依頼出したのは昨日だったはずだが。」

書類のタワーから一人の男が顔を出した。

「大量の魔獣討伐完了だ。まぁ、俺らが行った時には終わっていた。」

ギルマスは、何を言っているのか分からないと言う顔していた。

「レックス。お前ついにボケたな。500匹をこんな早く討伐できるわけない。」

ギルマスは、レックスの顔を見ると、何かを察したのか、

「マジか。」

レックスは頷くと、キルの方を向き

「ギルマス、その魔獣軍団を一人で討伐したキルという少年です。」

キルは軽く挨拶をした。

「レーイン村のキル・ハーライです。歳は14です。成人の儀も終わり冒険者になる為に王都まで旅をしている最中に魔獣の大群に会いました。」

レックスは、ギルマスに提案をした。

「ギルマス、いや、ライル。こいつをギルドに登録させたい。名門・神槍流の使い手で何事にも動じない心が気に入った。」

ギルマスのライルは考え頷いた。

「通常は、Gランクから始めるのだが、ギルドマスターの権限において、Cランクとする。特例の為、王都の本部に報告書を出さないといけないが、それに、期待の新星だしな。王都に行くのであれば、盗賊等の討伐してもらえたら嬉しいかな。」

いきなりCランクになり、内心びっくりしたキルは、

「あ、ありがとうございます。頑張ります。あの、1つお願いがあります。大量の魔獣を換金お願いします。」

ギルマスに連れられて、換金と素材剥ぎ取り所にやってきた。

「じゃあ、出しますね。まずは、ウッドホーン100体とラビットホーン100体、レッドゴーレム100体、スカイホーネット200体です。」

魔法鞄から次々と魔獣が取り出され置かれていく。

「あっ、実は、旅の途中にこいつも狩ったのだった。レッドミノタウロスとミノタウロス・キング合わせて6体討伐しました。」

ギルマスとレックスは唖然と口を開けていた。

「言葉がでないわ。とりあえず、500体の魔獣とミノ合わせて、白金貨100枚と金貨300枚だ。あと、素材だ。」

ライルから報酬と素材を貰い、魔法鞄にしまった。

「それと王都のギルドマスターでストーン・バーネットにこの手紙を渡してほしい。こいつには、まぁお前の事が書いてある。巻き込まれ体質のお前を守ってくれるかも。」

手紙を再び魔法鞄にしまい、ギルドを出て、宿舎に案内された。

「ここに今日は止まったらいい。明日王都に行くのだろう。旅は道連れだ。俺も依頼で王都だ。」

レックスは、宿屋の女将さんに挨拶をして出て行った。

(今日は休むか。明日、武器錬成してみよう)


翌朝

「では、行ってきます。ありがとうございました。」

キルは宿舎を出て、正門に向かった。

「おっ、来たな。」

レックスはキルを見つけて手を振ってきた。

「おはようございます。今日はよろしくお願いします。」

キルはレックスと握手をして、馬車に乗り込んだ。

「レックスさんって、魔銃と魔剣使いですよね?」

キルは、レックスに聞くと

「そうだが、それがどうした?」

キルは、魔法鞄から魔法銃と2本の剣を出した。

「もしよかったら、これ使ってください。今朝錬成した武器です。」

レックスの手に渡すと驚いた顔をした。キルは

「魔銃『レックエンサー』所謂、スナイパーライフルで、4倍~8倍スコープも一緒に渡しておきます。そして、魔剣『グラニュー』と魔剣『レイガル』です。グラニューには、火属性と水属性の魔石を埋め込んであります。レイガルには、風属性と無属性の魔石を埋め込んであるので、今作れる最高傑作です。」

キルの説明にレックスは涙を浮かべていた。

「キルありがとう。こんないい物をくれるとは、もし困ったことがあればいつでも声を掛けてくれ。」

レックスと共に王都まで二日間の旅を楽しんだ。


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