俺のドラゴン
なんか、下がチクチクするんだけど・・・
なんか草と土の香りがするんだけど・・・
目が覚めたら、草原でしたテヘペロ。。。じゃねーし!!
起き上がると草だらけでした。
「俺、外出てないんですけど!!」
つーか、なんで草原?は?
ただいま絶賛混乱中。
お、おちつけー、俺。落ち着けー。きっと、寝ている間に強盗が入ってきて、俺が邪魔で草原に捨てた説。
そ、そうだよな、これがものすごく見覚えのある草原とか、そんなの知らねーし!
ドラゴンズファイトの、最初のクエストに出てくるエリアにそっくりとか思わないし!
でも、陽当たり良いよなー。昼寝にはちょうど良さそうな・・・
「ようやく目が覚めたか。カス殿」
「そうそう、ようやくねーって、誰じゃい!」
振り向くと、見覚えがあるドラゴンがいましたとさ。はい、俺さようなら。
だが死ぬ前にこれだけは言っておきたい!!
「誰がカスじゃぼけえええ」
「貴様に決まっておろう。吾輩としては、モーモーに主人を代わってもらいたいくらいじゃ。ほれ、眼が覚めたらよこすもんがあろう」
モーモー・・・茂木紋太!略してモーモー。いいな!
「で?よこすもんって?」
「今日のおやつじゃ」
・・・・・・。
「んなもんねーよ!だいたい俺はなあ今さっきこっち来たばっかで絶賛混乱中!しかも目が覚めたら美少女が優しく介抱してくれるならともかく!なんで目が覚めたらドラゴン?は?ふざけんなよ!!」
「人間のおなごが良いのか?まあ、町に入るにはそっちのほうが良いかの」
・・・?ドラゴンズファイトってドラゴン変身機能とかついてたっけ・・・
とか考えているうちに、ドラゴンの姿が無い。代わりに黒髪の美少女来たああああああ!
「お、お嬢さん!お茶でもいゲフッ!!」
話しかけて2秒でみぞおちやられました。
「吾輩じゃ」
美少女なのに・・・
「それ言葉遣いも変わったりしないの?」
「・・・おぬしがその設定にしたんじゃろうが」
あーはいはいー、分かりましたー。
分かりましたよー。どうやら、ここはやはりゲームの世界らしい。
なんの間違いか、俺はゲームの世界にやってきました。ほら、向こうの方にゴブリンが。
・・・ご!ゴブリン!
「おい、逃げるぞ!玲!」
黒髪少女の名前だ。
すると、怪訝そうに見下され、ゾクゾクしちゃうわーじゃなくて!
「吾輩をなめるな」
玲が手の平を上に向けると、白いほわほわしたものが出現。
それがだんだん白い塊になり、すさまじい威力となり、
ドッゴーーーーーン!!!という音とともに、約200メートルほど離れたゴブリンの群れに直撃した。
俺、玲ちゃんさえいれば無敵!
異世界で初めてワクワクしました。




