プロローグ「勇者剥奪」
俺はラオ
生まれたころからずっと村の僧侶に「あなたは神に愛されている」と言われ続け、
村の人たちにもてはやされ、剣の技術を磨く
まあTHE王道の主人公のような少年時代を過ごした…
さらに時は経ち、俺は世に言う"勇敢な青年"になった
剣の技術はそこらの衛兵よりも優れており、体力も人一倍ある体格が良い青年だ
そして将来が有望と言われた俺の噂は村から村へと伝わっていき、ついには国王の耳に入ることとなる
こうして俺は十数年前、正式に勇者として歓迎を受けた
歓迎式典の後には大規模なパーティーが執り行われ、
俺はご馳走を堪能するなどして最高の時間を過ごした
俺はこの幸せがずっと続くといいな、いや続くと思っていた
だが、俺は知らなかった そのパーティーこそが俺の人生における幸せの絶頂だったってことを…
俺は歓迎式典の後、すぐに冒険に出た
そこで俺はヒーラーのルナ、弓使いのアレス、魔術師のソロと出会った
彼らは剣が得意な俺の弱点を補う後方支援などの役割を果たす信頼できる仲間になった
そして俺は数多の魔物と戦い、いろんな人の人生に触れた
決して楽なことではない だが、やりがいがあった
冒険に出てから数年後、俺がちょうど一つの砦を陥落させた後のことだ
俺はある報告を受けた
「国王様がお呼びです 今すぐに王都にお戻りください」
なんだろう、国王からお呼びがあるなんて珍しい
俺はすぐに馬を走らせ、王都に戻った
『国王様、何の御用でしょうか?』
国王「ラオよ 早速だが、聖剣を返してもらうことになった」
『は? 国王様、それはどういうことで…?』
国王「言った通りだ さあ、聖剣を返してもらおうか」
この国王は何を言っているんだ?
この聖剣は勇者の象徴ともいえるものだ
この聖剣を奪われるということは勇者ではなくなることを指しているのと同じこと
ということは……
俺は…勇者を辞めろと言われてるのか……?
『お待ちください!私のどこに問題があったのですか?
私はしっかりと魔物を打ち破り、魔王討伐に十分貢献していたつもりです!
つい最近も魔王軍の砦を陥落させたばかりで……』
国王「問題は…ない ただお前より勇者に相応しい者が現れた… ただそれだけだ」
は?俺よりも勇者に相応しい者?
俺は全く理解できなかった
『その私より相応しい者というのは誰なんです…⁉』
国王「そうか、知りたいか…なら呼んでくれるか…? ケント様を…」
ケント…様? 誰だそいつは…?
そうして出てきたのは
白いシャツに黒いズボンにベルトという何とも言えないファッションをした青年のようだった
『ただの庶民の青年ではありませんか…! 筋肉もついていないですし、剣技なら私の方が…!』
国王「黙れ!貴様!ケント様に失礼だろう!」
「良いかこの方はな!別の異世界より神がよこしてくださった転生者様なのだぞ!」
『ですが…!』
国王「うるさい!うるさい!もう、こやつから聖剣を力づくでもはがしとり、つまみ出せ!」
こうして俺は聖剣を取り上げられ、城をつまみ出され、俺は勇者を辞めさせられた
その様子をケントは優越感に満ちた冷たい目で見ていた……
これがここまで俺が過ごした人生だ
ご覧いただきありがとうございます
とりあえず自分の思いつきだけでプロローグを書いてみました
もし、続きを書いてほしいだとかこのような展開がいいんじゃないかなど
感想やアドバイス等ありましたら教えていただけると幸いです




