第五十八話 次回、激闘(俺の中では予定、byウォルター)
あけました。
更新が遅れてるなぁ・・・・・。
新作もあるし。
「だぁぁぁ!どうなってやがる!?」
さっきから潰しても潰しても復活するゾンビを殴り飛ばしながら、俺は悪態をつく。
いや、体が上下に二分割でそっからくっついて復活ってのは分からなくねえけどよ、ミンチ通り越してペーストになるまで叩き潰しても復活するってどういうことだ!?
ええい、いくらでも蘇るっつ-んなら視界から消すまで、と!
俺は、できる限りこの戦場から遠くに投げ飛ばすことに専念し始めたころ、
「う、ウォルター・・・・・や、やっと、見、見つかった・・・・・。」
「ぜぇ、ぜぇ・・・・・と、年寄りに全力疾走はこ、堪える・・・・・。」
やっと二人が来た。
遅えんだよお前等。
「・・・・・デ、ウォルター。分かっていることを話せ。」
「ゾンビは滅びん、何度でも蘇るさ!・・・・・以上。」
「真面目に話す気ゼロか、兄ちゃん・・・・・。」
「・・・・・ちょっと待て・・・・・。」
「ん?リンネ?そんな腐ったゴミ調べてどうしたんだ?」
「・・・・・ああ、なるほどな。これなら何度でも蘇るな。」
え?
何が分かったんだこいつ?
「・・・・・どうも、魔力供給で疑似的に再生を行っていて、それですぐ復活するみたいだ。まあ、こういうのは対処が簡単だな。・・・・・ウォルター、適当に一体潰せ。」
「・・・・・?ま、分かった、ぜっと!」
「ギョォォォ!?」
とまあ俺は、気づかれてないとでも思ったのかアホみたいに近づいてくるゾンビにの一体を叩き潰すが、
「(あれ?この髭面・・・・・どっかで見たような・・・・・うーん・・・・・気のせいか?)」
気のせいにすることにした。
「さて・・・・・。」
と、リンネはゾンビに何やら見てたら頭が痛くなりそうなぐらい複雑そうな魔術を組んでいた。
「嬢ちゃん何やってんだ?」
「・・・・・話しかけないでくれ、気が散る・・・・・まあ、やっている事だけ言うと、魔力供給の逆探をやっている。」
「見付かんのか?」
「・・・・・さっきの話を聞いていなかったのか、お前は・・・・・。いや、今終わった。」
そう言ってリンネは立ち上がると、ゾンビを灰にした。
「・・・・・どうも町の中心部でふんぞり返っている私とウォルターの間位の歳の男が主犯のようだ。が・・・・・。」
「守りが堅くて無理っぽい、か?」
「まあ、そう言う事だ。」
「なら、俺一人で正面突破すっかな?」
「人の話を聞いていたかパート2。」
「お前等のどっちかが上から爆撃しかけてくりゃいい話だろ?」
「兄ちゃん、兄ちゃんは無事でも俺等はちょっと・・・・・。」
「それ以前に避難所の奴らをここから出した方が・・・・・ってウォルター!何処に行く気だ!?」
「お前等はとりあえず避難してる奴らを任せっから、俺は突っ込んで無双してくる!」
と俺はその町の中心とやらに向かって突撃することにしたが、
「・・・・・おい!またか・・・・・まあ、確実に無事で帰って来るのは分かってはいるが。」
無事で帰ってきますともよ!
その後2、3分全力疾走し、
「ここか・・・・・でもよくもまあ、これだけうじゃうじゃと・・・・・。」
見た感じ、100は余裕でいるな、で・・・・・。
「あいつか?」
広場の真ん中、噴水の色が血の色同然になった場所の前に骨製の椅子に腰かけて軽薄そうな笑みを浮かべた奴が居た。
にしてもさっきのやつといい、こいつと言い、どっかで見た気がするんだよなぁ・・・・・。
ま、ともあれ俺のやることは変わらん。
「せぇぇぇ、のっ!」
気合を入れて全力で地面を殴りつける。
地面を殴った拍子に浮いたゾンビ共を、
「飛べぇぇぇ!」
まとめて空の彼方に消し飛ばす。
「・・・・・誰かな、人がリラックスしているときに・・・・・。」
「死体に囲まれてティータイムか?随分な趣味してんなおい。」
「よく言われるよ、言った奴には例外無く死んでもらっているけどね。ま、これがどういう意味か・・・・・。」
一人だけ浮かずに不機嫌そうな奴はそう言い、
「分かるだろう!」
「・・・・・っは!芸がねえぞ、芸が!」
と、また出して来た死体共をこれまた俺は天空彼方に消し飛ばす。
「・・・・・ん?お前は・・・・・。ああ、あの時のやつか。」
「え?誰だお前?」
とりあえず俺にはお前みたいな知り合いはいない。
「・・・・・覚えていないのか?まあいい。せっかくだ・・・・・。」
そう言ってやつは立ち上がると、
「死んで僕の下僕になれ。」
と、さっきとは打って変わって武装をした死体共を出し、自身も杖を持った。
ああ、こっからクライマックスってか?
燃えるぇ、マジで!
新作はそのうち上げます。




