第十六話 いい大人だろあんた
気が付いたら10000アクセス突破。
駄文ですが、お付き合いいただき、ありがとうございます。
「で、ここ何処ですか?」
開口一番で俺は糞神(仮)に問いただす。
「あー。ほら、あれよ。ヤング?ユンゲラ?ユリゲラ?マンダラ?・・・・・取りあえず、何とか心理学に出て来るあれよ。ここ。」
と、ここの暗黒空間、宇宙っぽい何かな感じの場所を説明する。
説明になっていないが。
「それって多分・・・・・。つーか、何かヤバいのが混じったような・・・・・。」
「気のせいじゃない?で、何だったっけ?」
『ユング心理学の普遍的無意識ってやつだ。ま、俗にいうあの世って奴でもあるがな、ここ。』
「天国とか地獄とかは無いんですか?」
『その点に関してはだな、ユウ。その世界に天国と地獄があるからだな。大体はそっちに行く。ここがあの世って言うのは、世界からはじき出された魂、天国や地獄の概念が無い所で命を終えた魂は、こっちに来るって寸法だ。』
「それでね、ここに魂とかがたまりすぎると大変な事になるから、ゴミ処分じょ・・・・・もとい世界を構築するのが私たちの仕事ってわけ。」
「さらっとどす黒い事を・・・・・。」
「ま、いいわ。ちょっと待っててね。・・・・・マジカルプリンセス!プリィチーチャーミーエクセレントチェーンジ☆!」
・・・・・うわぁ。
何つー痛いセリフをノリノリで・・・・・。
ついでに恰好が月に変わって云々の人っぽいのになってるし!
後、そのポーズ止めろ!
今の子分かんないから!
「分かるあなたもどうなのよ・・・・・。」
「やかましい。」
「・・・・・今の、何ですか?」
『お前が知らなくていい世界だ、ユウ・・・・・。』
「さて、気合も入った所で・・・・・。」
「入ったのは痛い空気だけだろーが。」
「面接よ!」
「面接!?」
何で!?
*****
「うん、大体こんな感じでいいわね~。」
「何でこんなの必要なんですか・・・・・。」
で、この変な暗黒空間の中に会社とかでよくある面接会場が出来ていた。
何ゆえか、吉◯とかド◯フとかに挙げられる、舞台とかのセットの様な置き方で。
「必要なのは形からよ。転生者もパパッと送ったんじゃ面白みに欠けるでしょ?」
「こんな風に置いてますけど、録画でもすんのか?」
「しないけど、拝読していらっしゃる読者様のためのサービスよ。」
「メタい・・・・・。つーか、俺視点だから意味ないだろ、これ・・・・・。」
「そう言えば、あの子とアレは?」
「・・・・・呆れて帰りました。そのことに関する制裁はもう済みましたが。」
「何やったの・・・・・。」
「いえ、ただ・・・・・。」
*****
所変わってディアードのシグの家。
スカルが声にならない叫びをあげている。
ユウが少々おろおろしている。
『くぁwせdrftgyふじこlp!!!』
「あわわわ・・・・・。」
『※※◯◯■☆△×!!』
「いくら何でも、カバディで投げたのを全部スカルの口に押し込まなくても・・・・・。」
*****
「と言ったことをしただけですよ?」
「貴方S?」
「確かに俺は紳士ですよ?」
「私が言ったのは加虐者のSなんだけど・・・・・。」
「ま、後始末に関して考える必要は無くなった訳ですし、これから転生者を連れて来るんですね?」
「うん、そうね。私がある程度は都合するけど、あなたお友達とか連れて来たいとは思わない?」
「・・・・・出来るんですか?むしろやっていいんですか?」
「ま、元々貴方の居た所は私の管轄だった所だったし。」
「・・・・・一人いますね。こう言うの大好きなのが。」
「じゃ、連れてらっしゃいな。私は他の子何人か連れて来るわ~。後、行き方はノリで十分よ~。」
ノリでいいのか。
半眼で糞神(仮)を見送りつつ、俺も行くことにした。
さて、あいつの死因は・・・・・。
次回、友人視点。
ま、予定ですが。




