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DoomsDay  作者: 文乃絢千
32/56

32.工場

 斎藤司(さいとうつかさ)と後藤光安(ごとうみつやす)は、ショッピングモールの南西にある工場の事務所で煙草を吸っていた。司は荷物から衛星電話を取り出すと、武田東二(たけだとうじ)に連絡を入れた。


「東二、状況はどうだ?」


「ショッピングモール内が戦場になってます」「当面は近づかない方が無難ですね」


「やはり中央に人が集中したか」「最初はショッピングモールで暴れようかと思ったんだが、止めておいて正解だったな」


「例の殺し屋は?」


「南東にある学校に居ますね」「それから、女にも注意が必要です」


「何かあったのか?」


「武器が狙撃銃なんですが、良い腕前です」


「そうか、厄介な相手だな」


「他に気になる奴は居るか?」


「北の森林地帯に男二人組が居るんですが、二人とも強いです」


「北西のセーフポイント付近に居る、工事用ハンマーを持った男も注意が必要ですね」


「それと、まだ動きは無いですが、元野球選手と元サッカー選手のチームにも気を付けた方が良いでしょう」


「確か不倫で話題になった奴だな。ラウンジに居たぞ」


「そうっすね。一応、優勝候補枠で人気があります。元とは言えアスリート出身ですから」「南の映画館に居ます」


「それから、セーフポイントで見張っている連中がいます」


「多分、出て来た所を狙うつもりでしょう」


「最初から襲って来ると分かっているなら大した敵では無いな」「情報ってのは怖い物だ」


「今のところは以上です。兄貴」


「東二、お疲れさん。また連絡する」司は衛星電話を荷物に入れた。

>>登場人物

斎藤司(さいとうつかさ)36歳


後藤光安(ごとうみつやす)17歳


武田東二(たけだとうじ)30歳


>>設定資料

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