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戻ったらいいのにね

設定などをまとめていたら投稿が遅れてしまいました。

小説は15章くらいで終わる予定です。


輝いた月は分厚い雲に隠される。

美しい桜の花は風で散っていく。

月に叢雲花に風…だ。

この世界もまた邪魔が入るだろう。


月が輝く夜、東月雅の都市部でMは大きな翼を使い飛んだ。

そしてビルについているアンテナを掴んでぶら下がった。

「コード」

「……なんでわかるの」

コードは舌打ちをした。

「舌打ち?ひど~い」

Mはアンテナを使って後方支持回転のような事をしてコードのいるビルに飛び移った。

「コード!今日は大きいバグを倒したよ!」

「へえ」

「返事もっとしっかりさ~

…ちょっと褒めてよ!」

突然コードはMに少し近づいた。

「…ところでMの本名って何」

「個人情報だよ!

コードネームの意味がなくなっちゃうじゃん!」

「…そうね、でも私達仲間と言っても職業と性別と好物を聞いたくらいでお互いのことまだ何も知らないなって…」

「だからって聞くのが個人情報…

自己紹介…う~ん…好きな人…とか?」

コードはため息をついた。

「先によろしく。M」

Mは驚いた。

「えっ!コードの好きな人を聞きたかっただけなのに…」

「…私にいるとでも?」

「え、まあ…うん。まだ若いだろうし…なんか…いるかなって」

コードはまたため息をついた。

「…あ、じゃあ…」

腕時計のような物から音が鳴る。

「…またバグね」

「なんか最近バグ多くない~?」

「私はダークエネルギーが採れるから嬉しい」

コードはネックレスを取り出した。

Mはそのネックレスの黒い石を見た。

「前より大きくなってない?石」

確かに以前より石が大きくなっている。

「…どうして私はこのネックレスを大切にしているんだろう」

「なんか…大切な人に貰った…とか?

てかコードってなんで黒い石を大きくしようとしているの?

何か良いことがあるの?」

Mはコードを見た。

「知らない…けど

…なんとなく…ダークエネルギーを石に入れると安心するの…

このまま…あの日のように世界が戻ったらいいのにね…」

そう言ってコードは笑った。

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