死んでいった人たち
アルコールを断って(本来は絶ってが正しい)14〜15年が経過しています。この間、もう一度飲んでみたいなぁ〜と思ったことは全くありません。
現在ではノンアルコール飲料が大変美味しくなっているようですが、必要ないものにお金は払いたくない。
アルコール依存症の方で死んでいった人たちには共通の特徴があります。
死に至ってしまった訳ですから飲み続けていたという事は前提条件です。
せっかくアルコール専門病棟を持つ医療機関に繋がったのに死んでいった人たち。
共通点は治療を受けながらにして飲酒し続けていた。病院は刑務所ではありません。絶対的な強制力は持っていないのです。
医者は知っています。あなたが飲み続けて通院していることを・・・
自助会に通っていた方が、最後に話した言葉は「これから先も皆さんとともに断酒していきます」でした。この言葉の数日後にはアルコール専門外来の受診までしていました。
この方はベッドの中で冷たくなっていました。
アルコール専門の医療機関に繋がるためには家族からの相談が近道ですが、その家族さえも消滅している場合はお住まいの医療相談センターに電話してください。
もっと手っ取り早い方法はアルコール専門病棟を持つ病院へ自分で連絡する。
関東では成増厚生病院(要予約)、埼玉県立精神医療センター、与野中央病院、井の頭病院、久里浜医療センターなどがあります。
自助会も多数、活動していますが、病院経由でなく、断酒会なりAA(アルコホーリックス・アノニマス:匿名のアルコール依存症者たち)に参加すると『自分はこんなに重症ではないぞ!』との思いから続かないと思います。
絶対におこなってはいけないのはアルコール専門病棟を持たない病院への外来受診と入院です。アルコールに限らず依存症は特殊な病です。経験のない医師がなにを治療しても無駄、言い切ります。 無駄です。無意味です。
どんな医療機関に入院しても隔離中は禁酒できますのであなたの脳からアルコールは消えてなくなります。これで回復した訳ではないのです。
退院したら『退院祝い』と評して飲むでしょう。それも浴びるほど、泥酔するほどに酒漬けになる。この行為を繰り返していると『自宅に独りでは置いておけない』と判断され保護施設に搬送されます。老人用の介護施設と同じものです。
介護施設の拘束は緩いので簡単に飲酒できてしまう。挙句、肝機能障害、腹水貯留、酩酊状態、死亡となります。
何度でも言います。依存症者は専門性をうたっている専門病棟を持つ医療機関に行ってください。
私のまわりにいた死んでいったアルコール依存症者たちは私に対してきっとこう言っているはずです。
あなたのようになりたかった。
時すでに遅しです。




