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赤い果実
少女は川の向こうへ行きたい様です。
しかし川は細いのですが流れが早く、また、底が見えません。大人ならば軽く超えれるかもしれませんが少女には難しいでしょう。
少女はどうすればいいか分からないようで首を体ごと傾げます。可愛いですね。
「嬢ちゃん、川の向こうに行きたいのか?」
蛇が少女が変な動きをして川の前で立ち止まったのでそう聞きました。
少女は頷きます。
「なら、もう少し進むと川を越えられる橋があるぜ」
少女は蛇の頭を軽く撫でて歩きだしました。
蛇はシャーと嬉しそうに鳴きました。
少女は赤い果実を食べながら歩こうと思い、そういえば持ってきてない事に気付き、少し引き返します。
1つ手に取って川の水で洗います。
流れが早いことは知っているようで小さな手で水を掬って赤い果実にかけて軽く洗います。
川に直接果実を入れて洗っていれば、流されていたでしょう。
よくよくみるとその果実は何やら模様がついていました。
模様というより絵のようです。
その絵は少女の頭上にハートがある絵でした。
その絵を見て少女はもう1つ、食べるのとは別に果実を拾い、頭の上に載せました。
ご満悦の様です。可愛いですね。




