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帰ってきた森
トンネルを抜ければ、入ってきた時と同じ森の中。
無事、少女達は戻って来れたのでした。
「凄い、森だ」
小鳥遊翼は森を初めて見たかのようなリアクションです。
地面から近くの木、遠くの木。上を向いて空に天幕を貼る木の頂点をみて、開いた口が塞がらない様です。
「なにを、そんなに珍しがってんだか」
蛇は小鳥遊翼の魅入られたような顔を見て不思議そうです。
「えへへ、変かな?」
小鳥遊翼がバツが悪そうに言えば蛇がスルスルっと小鳥遊翼の肩に乗っかり、シッポでペシペシ頭を軽く叩きます。
照れくさいのでしょうが、彼なりの慰めなのでしょう。




