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次の手
少女は胸の前で両手をお皿のようにして構えました。
WHITE・HEARTはなんの問題もなく手の平に現れます。少しだけ、キラキラがましたでしょうか。
「違和感は……感じないわね」
夜空猫が目の前に現れたWHITE・HEARTを観察してそう言いました。
「これからどうしようか」
小鳥遊翼が言います。
「うーん。この世界の事が解決してないのはモヤモヤするなー」
蛇がしかめっ面で呻きます。
「一旦戻るのもありだと思いますよ」
水神さんはそう言います。
「まあ、嬢ちゃんを気に入ってるあの木の所なら1番安全だしな」
蛇が言います。
「なら、一旦帰りましょうか」
水神さんは蛇の言葉を肯定し、提案します。
「天ちゃんの元いた世界ってことよね!気になるわ!」
小鳥遊翼は世界間の移動ができることと、少女のルーツを辿れるという事で半狂乱です。
「落ち着きなさいよ、まったく……」
夜空猫は呆れたように言います。




