感謝の伝染
少女が階段をカツカツ音を鳴らして降ります。
リビングに入ると静かな歓声が上がります。
言葉に出来ない可愛い存在もとい、可愛さの暴力が部屋に入ってきたのです。
蛇はヘラヘラと少女に感想を言いました。
「おう、嬢ちゃん似合うじゃねーの。どこぞの姫かと思ったぜ」
少女は蛇の言葉にテレてくねくねしています。可愛いですね。
すると水神さんと夜空猫も争うように賞賛の声をかけます。
「ええ、とっても素敵ね。アナタに敵う存在わないわ」
水神さんは枝から飛び出して少女の周りをクルクル回ります。その時、水だけど水じゃない何かが少女を包みました。
「綺麗よ。まるで妖精ね」
夜空猫も負けじと上を向いてニャーと鳴くと部屋中が夜に包まれて星の輝きが少女に降り注ぎます。それは雪の様で触れれば消える儚い存在でした。
「加護を与えれるやつは良いよな」
蛇はブスっとして少し拗ねてしまいました。
少女はそれを見逃さず、蛇の耳元に囁きました。
『へびさんがいちばんさいしょ、ほめてくれたよ。ありがとう』
蛇はノックアウトされました。
その様子に嫉妬する3人が居ました。
「ま、天ちゃんの可愛さを引き出したのは私ですから」
小鳥遊翼は頬っぺたを膨らましてツンとしてしまいました。
少女がクスクス笑えばそれは伝染し皆暖かな笑顔で包まれました。




