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葉っぱの鞄
「さて、起きたね。私からいい物を上げよう」
そう言って大きな木は枝に吊るした緑色の鞄を少女の目の前に置きました。
よく見るとその鞄は葉っぱ出来ていました。なのに皮のように丈夫なのに、不思議なことに柔らかく、少女は頬擦りしています。可愛いですね。
「その鞄に私の実を詰めて行くといい。きっと役に立つよ」
少女は地面に落ちている果実8個を鞄に入れます。
けれど不思議な事に全然重くないのです。
少女はペコリと大きな木に向かってお礼をします。
そして、歩きだしました。
時々大きな木に手を振りながら水神さんと蛇を連れて森の奥へ入っていきます。




