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果実の正体
「そうだなですね、世界樹の実でもあれば通してやらんことも無い」
台座の様なものは偉そうに言います。
ただ、少女には悪意には疎いのかポンと台座の様なものに頭の上の果実を乗っけます。
「なっ、これは世界樹の実じゃないか!どうして持ってるんだ!」
少女はいきなり喚き出した台座の様なものに首を傾げています。
何を隠そう、少女の持っていた果実はどう見ても林檎だったから、少女は何言ってるんだろうと言った感じです。
「まあ、いいだろう。ほら、渡んな」
「あんまりこの嬢ちゃんいじめない方がいいぜ。あの木のお気に入りだからな」
「人間のくせに生意気だ」
「人の子だから贔屓したんじゃないかね。ま、知らんけどよ」
台座は消えてしまいました。その代わりさっき見た透明感のある橋が現れました。
少女は満面の笑みで歩きだしました。可愛いですね。




