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約束の指きり  作者: りょう
3章 夢の中の少女の正体
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第6話 日常風景

第6話 日常風景


翌日の学校で、昨日の事を由紀にそのまま話してみた。

「へえ、面白い子だねその子。私も会ってみたいな」

「今度会いに行くから、一緒に来る?」

「うん、行く」

二人でそんな会話をしていると、

「おい、拓、由紀。二人でなんの話をしているんだ?」

後ろから聞き覚えのある声がした。恐らく健だろう。

「あれ?健、今日部活ないの?」

振り返りながら僕は尋ねた。

「ああ、今日は部活はないんだ。だからこうして、お前らの所に来たってわけ」

「そうなんだ」

皆川健太郎。通称、健。僕にとってもう一人の親友だ。彼は剣道部に所属していて(ちなみに言い忘れていたが、僕と由紀は帰宅部である。)、毎日忙しいのだが今日は部活がないらしい。

「で、二人とも何の話をしていたんだ?」

「実はね…」

僕に変わって由紀が説明をする。

「で、拓、その子を好きになったんだって」

「へえ、拓が恋をしたんだな」

説明を・・する?

「今度デートするんだって」

「おお、もうアタックしたんだな。さすが!」

説・・明?

「実はもうキスも…」

「何だと?よく一日でそこまで行けたな」

「ストーップ!」

僕はこれ以上変な事を言われる前に大声を出して止めた。

「なによ拓?説明の邪魔をしないでよ」

「ねえ今のどこが説明なの?明らかに嘘だらけだよね?」

「え?私は拓が言った事をそのまま説明しているだけじゃない」

「僕そんな事一言も言ってないよ?ほら、余計な事を言うから、健が余計な事を考え始めちゃったじゃん」

「あ、ごめん。キスはまだだっけ?」

「そういう意味じゃなくて」

「拓、お前意外と積極的なんだな」

「健も由紀の嘘をいつまで信じてるの?僕にそんな事を出来るわけないでしょ」

「「確かに」」

「どうしてそこだけハモるの?何か逆に悲しいよ!」

僕達三人が揃うと、二人は完全にボケなので、ツッコミ役の僕は毎回疲れるわけで・・。まあ、その分楽しいから良いんだけど・・。

「はぁ~」

まだ暴走している二人を見ながら、僕はため息をつく事しか出来なかった。

第7話へ続く


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