第2話
第2話 一日喫茶店アルバイト(2)
公園を出発してから約十分歩くと、今回のアルバイト先の喫茶店『ポチ』へ到着した。
「ここだぞ。」
「可愛い店の名前ね。」
「ポチって、犬みたい。」
「変わった名前だね。」
それぞれが感想を述べる。確かにポチって名前は可愛い。店内もきっと良いところなんだろう。楽しみだ。
「よし、入ろう。」
・・・・・
「いらっしゃいませ。」
中に入ると、ウェイトレスの人がこちらにやって来た。
「あの、今日バイトを申し込んだ者なのですが・・。店長はいらっしゃいますか?」
健がそう言うとウェイトレスの人は「ちょっと待っていてください。」と言って店の奥へと消えていった。
「それにしても、綺麗な店だね。」
僕は店内を眺めながらそう言った。店自体が木造でできており、隅々まで掃除がされていためか全体がキラキラ光っていて、店全体清楚な感じがしていた。
「何かすごいね色々と。」
「俺は何回か通った事があるけど、ずっとこの状態を保ててるぜ。」
「へぇ、すごい。」
そんなやり取りをしながら待つこと数分、先程のウェイトレスと一人の女性が戻ってきた。
「今日アルバイトで来るって言ったのはあなた達ね。私は夏目由理、ここの店長よ。よろしくね。」
「はい。今日はよろしくお願いします。」
『よろしくお願いします。』
「元気があっていいわね。じゃあ、今日一日頑張ってね。」
『はい。』
・・・・・
その後仕事の説明を受けた僕達は、着替えるためにそれぞれロッカールームへと向かった。
「なあ拓、一つ言いたい事があるんだが・・。」
「奇遇だね。僕も一つ言いたいことがあったんだよね。」
僕達二人が今すごく言いたい事それは・・。
『どうして俺(僕)のロッカーは二人で一つなんだー!」
いざ男子専用のロッカールームへ来たのは良かったのだが、何と使えるロッカーは一つ。他は何故か使用禁止になっていた。これは新手のイジメ?
「くそ、何でお前と同じロッカーに服を入れなきゃいけないんだ。汗臭くなるじゃねえか。」
「一番汗臭そうな健に言われたくなかったよ、その言葉。」
「何だ喧嘩売ってるのか拓?最近調子に乗りすぎじゃねえか。」
「別に乗ってないし。喧嘩なら受けて立つよ。」
「おうおう、やってやろうじゃねえか!」
数分後
『着替えようか・・。』
無駄な喧嘩の後、普通に二人で一つのロッカーを使いました。
バイト前になにやってるのかな僕達・・。
第3話へ続く




