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約束の指きり  作者: りょう
3章 夢の中の少女の正体
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第11話

第11話 僕だけが見た夢


僕は以前こんな事を考えた事がある。健が言っていた夢の中の少女についての、ある仮説。その少女が言っていた「私と遊んで」という言葉から、もしかしたら公園が関係があるかもしれない。その言葉から連想されたのが

、春香だった。でも、それは変だという事ですぐに消えたのだが、今僕の夢の中に彼女が現れた。これは一体どういう事・・。

「私・・・・。」

彼女は今までの言葉とは全く違う何かを言おうとしているのだが、聞こえない。彼女は何を言おうとしているのだ?

「春香!何が言いたいの?聞こえないよ。そもそも何で僕の夢に?」

色々尋ねようとしたが、その声は届かず、彼女が何かをを言い終えた所で、無常にも目が覚めてしまった。

「はあ、はあ。どうして春香が?」

何とも目覚めが悪い朝になってしまった。

・・・・・

その日の学校で、例の夢を見たか聞いたのだが、誰も見ていないと答えた。つまり、見たのは僕だけ・・。今まで一度も無かった事だった。

放課後、由紀が心配そうに話しかけてきた。

「拓、どうしたの?今日何か様子が変だよ。何かあったの?」

確かに今日の僕は、どこか元気がなかった。授業も耳に入らないし、二人ともあまり会話をしなかった。ずっと春香の事を考えていた。だけで、それを話すわけにはいかないので、

「いや、何でもないよ。」

僕は嘘をついた。

「それなら構わないけど・・。今日は例の夢の事調査する?健は居ないけど。」

「今日はしなくて良いや。毎日調査ばかりしていると、疲れちゃうから。」

「え?今日はいいの?」

「うん。」

調査なんかする気なんて起きやしない。正体を知ってしまった限り、しばらく調査しないだろう。

「やっぱ拓、今日変だよ。毎日やっていた調査を急にやらないなんて、言い出すなんて。ねえ、何かあったの?」

「別に何でもないから放っておいてくれない。今日はそんな気分じゃないんだ。」

僕は思わず由紀を冷たく突き放してしまった。

「拓・・。」

「ごめん由紀。僕帰るね。」

そう言って僕は教室を出た。

これから僕はどうすれば良いんだ・・。

第12話へ続く

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