空　The Ripper

ドローン事件も解決し、FOI日本支局はまた新たな事件の解決に向かう。
温泉に慰安旅行に行った支局の面々だが、楽しいことが続く中、ビートがボウガンで撃たれてしまう。その時の空の反応に、疑問を持った博は調べてみようと思った。そんな時、Ａ国で猟奇殺人が起こる。
切り裂きジャックの再来かと騒がれた連続猟奇殺人事件は、日本でも始まったが、被害者は男女１名ずつ。事件は混沌としてくるが、博はプロファイリングを始めた。けれどその間、空はどことなく様子がおかしい。
そんな中、支局にパーティー警備の任務が入り、駆け落ち騒動などもあったが、Ripper事件と呼ばれるようになった一連の殺人事件は更に犠牲者を増やし、空が犯人の疑いを掛けられる。精神的ストレスからか、体調を崩しがちになる空だが、そんな彼女を博は支え続けた。
空は事情聴取の際、拘留を希望するがRipper事件の被害者が出たため、再び捜査に戻る。そして博の目の前でRipperに胸を削ぎ落されかけ腹部を切られた。入院中、空の嫌疑は晴れたが、退院間近にRipperであるカイとハロルドに連れ去られる。Ripperはカイの別人格で、カイは境遇の似ている空と話すが、最後にRipperを満足させるため、ハロルドと空は屋上で戦う事になる。
最終的にRipperは逮捕されるが、空は重傷を負い再入院となる。そんな中、博は空の心の中を知るべく、彼女の過去を探ってゆく。
ネグレクトを受けヨウムのビートを鍵として強い暗示を受けた空は、心の奥に重大な秘密を隠した扉を抱えていた。
博はその扉が生涯開かないよう、自分を鍵として封印する。2人は互いの時間と命を背負う覚悟を確認し、愛し合って生きくてゆく。