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老骨に鞭を!  作者: G-wen
1章 事の顛末は、、、、大概、神が悪い。
12/37

駄メイドと駄女神

【改訂版】になります!よろしくお願い致します!


 「誰じゃお前さんは?」


 「ハッ、私は主神様よりあなた様の補佐にと送られた女神、名をアステアを申します。」


 「そんな事たしか、、、、言っていたの、、。」


 女神の話を聞きながら頭を悩ませる。


 片膝を地に着けた臣下の礼をとる。凸凹になった全身甲冑姿の女神?を見つめる。


 


 そこには、エルフと呼ばれる耳が長い種族が100人程、気絶している。そして、辺りは見る影が無いほどボロボロとなった謁見の間がある。


 




 ◆





遡る事、数時間程前。



 いつもの朝にそれはやって来た。エルフ族の使者と名乗る者達5名が、魔王の元を親書を携え訪れた。


 内容は、お目通しを願いたい者がいるとの事、とりあえず会わずに内容がわからないと入城を許可し総勢100人弱の集団が訪れた。代表者と思わしき女騎士を筆頭に一子乱れぬその様子に魔王はエルフの認識を新ためなければならぬと考えた。


 時は戻り、儂は私室で元悪戯神である。ロキと二人でコマ作りに勤しんでいた。


 「誰か来ましたね。」


 「ん?、、、あぁ。」


 ノックが聞こえ、入室を促す。メイドさんが入って来て、一礼した後要件を口にする。


 「それは何ですか?、、、、いえ、魔王様が御呼びです。ご足労願います。」


 「これはコマと言ってな。回して遊ぶ道具じゃちょっと見とれよ?」


 「ロキよ、喧嘩コマをやるぞ。」


 「はい❗じい様。」


 メイドが興味深そうな視線の先でそそくさと準備をする二人。樽を用意し上面に布を貼り中心が少し窪む様になっている。二人は真剣の表情で樽の横に立つ。


 「「くたばれジジィ(ガキ)が!」」


 二人の罵声と共に放たれた、コマと呼ばれるそれは、紐を引くことにより回転し布の上に着地する。


 布の上を円を描きながら、徐々に中心に向かい。互いのコマが衝突する。赤いコマと青いコマに描かれた模様が回転する事により様々な色彩を放つ。ぶつかり合う度に、飛ぶ火の粉が本当に木で出来ているのか不安に思った。


 雌雄が決した。床を悔しそうに叩くロキ様がいた。床に転がる青の木片を集め、コマの墓と書かれた箱に納める。


 「ごめんよ。Mark-X安らかに眠れ。」


 ロキ様の言葉とともに、二人は膝をつき箱に合掌する。


 「まぁこんなもんじゃな?それよりどうした?皆揃って。」


 メイドが振り向くと顔を真っ赤に顔に青筋を浮かべるメイド長と苦笑いを浮かべるクランチ様が居た。


 ハッと思い、一礼しながら再び要件を口にする。


 「魔王様が御呼びです。謁見の間までご足労願います。」


 私は、疑問に思う。何故メイド長に引きずられて要るのだろうかと。


 






 後日、従者寮の裏でコマを回すメイドが居たとか居なかったとか、、、、。


 「くたばれメイド長!!」


 「、、、、、なにか用ですか?」


 「、、、、、、、、、、。」

 


 







 謁見の間に通された儂は、魔王の横に用意された椅子に腰掛ける。先頭で頭を垂れ待機している女騎士に視線を送りながら状況を整理する。


 誰かの?初めてみるが、、、、。わからん。

 

 「まぁ、面を上げよ。」


 「ハッ、」


 短い返事ではあったが、女性だと分かる少し高い声。そしてなにより、全身に着込んでいる甲冑が女性らしいフォルム。キラキラと輝く白銀の騎士と呼ぶに相応しい姿。


 「誰じゃぬし。」


 「ハッ、私は主神様よりあなた様の補佐にと送られた女神、名をアス、、、、。」

 

 問答の途中で、言葉を止め突然立ち上がり殺気を放つ。


 「何故貴様が此処に居る!ロキ!」

 

 腰に差してあるショートソードを抜きロキに向ける。


 突然怒鳴られ、一瞬驚くが頭には疑問符が直ぐに浮かぶ、、、、、「アーーーー!?」


 「この怨み忘れたとは言わせないぞ!?」


 取り残されたその他の者達が二人を交互に見る。全く状況がわからない。


 一瞬でロキの元へと飛躍し、縦に一閃。


 それを、駒で受け止めるロキ。


 剣と駒がぶつかり合い、火花を散らす。


 「貴様に掛けられた呪い。侮辱。その命を以て償って貰う。」


 物騒じゃの。


 「長くなりそうじゃの。終わったら呼びに行くからどっかで待ってなさい。」


 「は、、はぁ」


 突然話し掛けられ、素で返してしまう。ゆっくりと立ち上がり、退室していく。


 置いてけぼりの魔王と従者達が退室するのを見守り二人にまた視線を戻す。


 「じぃちゃん直伝“暴れ駒”。」


 素早い作業で、駒に糸を巻き放つ。

一つの駒が分裂し、壁を跳弾し騎士に向かう。

それを全て目に見えないほど、の斬撃で切り捨てる。


 何故か衝撃に吹き飛ばされる騎士。

直ぐに立ち上がり構えるが、困惑が見て取れる。


 あの甲冑高いんじゃろうなぁ、、、凹んじゃって。


 「一体何をした!ロキ!」


 「さぁ?技を見破って見なよ、女神さん。」


 悪びれた様子に苛立つ女神。


 「暴れ駒!」


 「なんのこれしき!」


 



 「暴れ駒!」


 「グハァ!?まだまだ!」


 




 「暴れん坊将軍!」


 「なっ何!?み、、見ていたのか?」


 「隙あり!」


 ロキの飛ばしたヨーヨーが脇腹にヒットする。



 「くっ、卑怯だぞ!悪代官め!?」


 「越後屋程でも無いわ!」


 「誰が越後屋か!?ねぇ、御老公様!?」


 「儂!?」


 突然騎士に振られて、驚きの声を上げる。


 「はぁ、、、助さん格さんもぉいいでしょう。やめだげなさい。」


 「「はい!」」


 ゆっくり扉付近を指差す。二人が同時に振り向き驚愕の声を上げる。


 「あぁ〰️〰️あ。しぃ〰️らない。」


 「これは、どういう事だ!」


 「主らがやったんじゃ。」


 「「え?」」


 そこには、流れ玉に当てられ地に付したエルフ達と見るも無残な部屋が広がっていた。




 すっと立ち上がり、魔王達が退室した扉まで移動し開ける。そこには、聞き耳を立てていたクランチの顔がありその後ろから不安そうな表情の魔王と従者達の姿があった。


 「終わったぞ?入ってよいよ。」


 「はい、お、お邪魔しまぁす。」


 おずおずと中の様子を見て、驚愕の表情に染まる一同。


 「これは、なんとまた見事にやって下さいましたな。」

 

 苦笑いを浮かべ部屋の様子を見て回る魔王。倒れているエルフを見て傷の手当てを、と従者達に指示を出し、爺に向き直る。


 「ご説明願いますかな?」


 その表情は、魔王であった。初めて畏怖を感じ、慌てて二人に視線を向ける。


 「、、、、だ、そうじゃ。」


 

 

 

 

 時は戻り、


 「誰じゃお前さんは?」


 「ハッ、私は主神様よりあなた様の補佐にと送られた女神、名をアステアを申します。」


 「そんな事たしか、、、、言っていたの、、。」


 先程の言葉を思い返す。


 「して、ロキが主に何をしたんじゃ?」


 「はい、あれは、、、、、



 苦虫を噛み潰したように、口を開く。


 そうあれは、


 



 

 ◆






 「ロキは、居たか!」


 「いえ、何処にも。」


 悪神ロキの捕縛。その部隊長となった女神アステアは自身の部隊を引き連れ各地を巡りロキを探索していた時の事。


 「へんな物を見つけました!」


 部下から一枚の紙を受け取る。中には


 どうも女神さん諸君。

 僕との鬼ごっこ楽しい?楽しいよね?

 君たちが、余りにも僕を捕まえてくれないからヒントをあげます!


 ここにある。

 宝箱にそのヒントがあるから、頑張って僕を探してね!ノロマの騎士さん(笑)


 「あの、、クソガキがぁ!!」


 今思えばあれが罠だったと思うべきでした。しかし、頭に血が昇った私は冷静さ欠いてました。


 「ありました!」


 その宝箱があったのは、薄暗い洞窟の最深部で部下を少数引き連れて居た私は、部下が嬉しそうに持って来た箱をその場で開けました。


 疑うべきでした。


 箱を開けたら突如、霧が辺りに立ち上ぼり部下達が次々と倒れて行き箱を持って来た部下だけが平然としている。


 「ノロマの隊長さん。僕だよ?」


 体が思うように動かない。痺れ粉か、、、クソッ。

私は必死に頭を向けロキを睨み付ける。


 「お〰️〰️怖い怖い。まだそんな力が残ってたんだね?凄いね隊長さん。」


 何やらおもむろに取り出した箱から、小さく赤い容器を取り出す。自慢気に語り出した。


 「これはね?あろんあろふぁって言ってね!凄いんだよ?何が凄いかって、、、、、」


 そこで私の意識が遠退き、目が覚めた時には辺りに奴の姿はもう無く、使い捨てられた先程の容器が萎んだ姿で捨てられていた。


 



 異変に気付いたのは、自室に戻り鎧を脱ごうとした時である。



 、、、、、、、あれ?脱げない!


 そして、今日まで誰にも言えずに、、、過ごして居ました。」




 「ふむ、、、、何となくわかった。あやつは?」


 「いえ、恥ずかしくて話せて居ません。」


 それを聞きながら、ロキの頭に拳骨を落とし、魔王に向き直る。


 「なぁ、風呂を沸かしてくれんか?」


 「はぁ、、わかりました。」


 なぜ今風呂の話になるのか?疑問に思った顔で此方を見るが同意した様子。


 「まぁ、その姿のまま風呂に入りなさい。すこし行儀が悪いが致し方ない。」


 



 


 ◆






 先程と違うのは、頭が露になり目に涙を浮かべている様子の金髪碧眼の女性。


 「この度、解呪の儀、、、、、、誠にありがとうございます。」


 その様子を見て、儂も言葉を詰まらせる。


 「まぁ本題に入ろうかの?」

 

 「えっと、、、主神様に転送された時には既に姿を確認出来ず。全く私の察知にも引っ掛かりませんで、、、して。」


 「あぁそりゃ悪い事をしたの、、、、。すまんな」


 「いえ!その様な事を!頭をお上げ下さい。」


 謝罪した儂に、オドオドしながら両手を振り宥める。


 「あの、、、謝らなきゃいけないのは私の方でして、、、、。本当にすいませんでした。」


 「まぁあれは、事故の様なものだしな。のう、、ロキ?」


 声を掛けられた少年は、一瞬ビクッと反応し視線を全力で反らす。


 「まぁ、、ねぇ。僕も悪かったよ。ごめん」


 ちゃんと言えて偉いぞ?と褒めながら頭を撫でる。バツが悪そうに、頬を掻きながら辺りを見渡す。


 「して、かの者達は部下かの?」


 いえ、、、。と否定すると同時に顔色が悪くなる。


 「彼の者達は、元々この世界の者達です。種族はエルフで、色々ありこうなりました。」


 「色々とな、、、、。色々大変じゃったな。」


 ポツリと呟やく様に放たれた言葉に、より一層深く頭を下げる。


 「して、、、どうする?」


 「世界を統一しましょう!!」


 「ダメ、、、じゃな。」


 駄女神じゃな。


 温泉効果で、白銀から黒騎士になった女神を見て。


 


 頭が痛くなった儂、今日この頃。


 

 

 

 

ありがとうございました❗

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