因果の果て、次なる境界へ
輪廻転生システムが息を吹き返し、世界に柔らかな光の循環が戻っていく。無数の魂が描き出す光の軌跡を見上げながら、織田信長は満足そうに鼻で笑った。
「フハハ! 壊すことしか知らぬ魔王に、世界の再生を手伝わせるとはな。クロノ、貴様という男は底が知れん」
「いえ、信長公の圧倒的な力があってこその正解です。……これでまた一つ、次元の歪みが正されましたね」
クロノが微笑むと、彼らの足元にある次元の裂け目が、さらに深く、見たこともない碧色の輝きを放ち始める。システムなき今、その光は彼らが成し遂げた「世界の修復」に呼応するように、次なる目的地を指し示していた。
「おいおい、休む間もなく次の盤面がお出ましってわけか」
ガイルが愛剣を叩き、ルナが魔導書を閉じながら息を吐く。
「でも、今の私たちには魔王様までついているのよ? どんな世界が来たって怖くないわ」
「フッ、良き気概だ。我が覇道、どこまでも見せてくれよう」
信長の黒き外套が風に揺れる。
クロノは仲間たちを見渡し、静かに先頭へと歩み出た。
「行きましょう。僕たちの旅は、まだまだ終わりません」
新たなる仲間と共に、一同は碧き光の渦へと飛び込んだ。システムを超越した彼らの知略と絆の物語は、さらなる未知の境界へと続いていく――。




