表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
93/167

5-20  シルキーの村


あくる日、さっそくお触れが出て、ネゴの村は、魔族の国でもあり、精霊の国でもある、ということになった。


もともとの名前の、シルキーの村 に、名前を戻す予定らしい。


国境警備以外の軍は引き上げ、村はお祭り騒ぎとなった。


険悪な状態より、みんな笑顔のほうがいいに決まっているので、私達もうれしい。


細かい難しいことは内政の人にまかせて、国中の国境で同じように笑顔になってほしい。


ただし明らかな不法主張はもちろんつっぱねる。


人と人の場合、相手の顔が見えるせいか、主張に折り合いがつく事が多いが、


国と国の場合、国の損は許すまじ、少しでも国益を出そうと、折り合わずに無茶な主張を最後まで貫く事が多い。


まったくやっかいな事である。


そこいらへん、シルブプレに がんばれ と、そっと心の中で言っておく。


ただし違法な武に対しては、倍の武で返すのが、ベリーランド・クオリティー。


無法行為は絶対に許さない。(お嬢様が)


相手が大国であろうと、徹底的に叩き潰す。(お嬢様が)


我がお嬢様は永遠に不滅です。


などとバカな事を考えながら、私達はお祭りの村に繰り出した。




広場にやぐらが建てられ、まわりを村人が踊っている。


屋台もたくさん出ていたので、さっそくお嬢様にねだられた。


クランベールとお嬢様がフェアリーコットンという菓子を分け合って食べている。


わた菓子じゃん。


ポップコーンもあるな。


ドロシーはたこ焼きをほおばって、幸せそうだ。


ルカはたい焼きを買っている。


ルカさん、ひとつ、いただけませんか?


うげ。  たい焼きの中身が、魚フライだとは。


やぐらの上には太鼓が鳴っており、こぶしを利かせて誰かが歌っている。


シルキー音頭というらしい。


ジャックが輪に入って一緒に踊っている。


振り付けが完璧だ。  やっぱり精霊の国の住民だったんだ。


喧騒につられてか、妖精たちも広場に寄ってきた。


踊りの輪の上空で、フェアリーダンスを踊っている。


キラキラ光る粉が降っている。


夜だったらもっと綺麗だったろうな。


やきそばにフライドポテトにりんごあめ。


お嬢様たちはおやつを食べすぎた。


夕ご飯はきっとおなかに入らないだろう。


寝かしつけたら、大人たちでご馳走ちそうを食べることにしよう。


そうしよう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ