4-1 岬の遺跡6
当然、こっちの都合を押し付けるわけにもいかないので、付くも離れるも自由にしていいと言ったのだが、
危険の少ないほうを選んだ結果、みんなついて来てくれることとなった。
第二王子側は、メダルを奪って殺すことしか考えてないからなあ。
人族のクランベール様は お嬢様にべったりで、ドロシーはクランベール様に従うという。
これからは基本 魔法反射 でいくので、友好的であればこちらも友好的で、攻撃されればそのぶん反射して相手が被害を受けるということになる。
方針が固まったところで、今日は夕ご飯を食べてお風呂に入って寝よう。
縁起を担いで、今日のメニューはカツにした。
「ワン(出て来い! アルフレッド!)」
「グルル(出て来いやあ!)」
「ニャー(朝から縁起悪いですね)」
馬車のシールドの前には、埃まみれのウィリアム様とベンジャミンとドーベルがいた。
「ニャー(おはようございます。 みなさん無事に脱出できておめでとうございます)」
「ワン(それよりどうして助けなかったのか、説明しろ!)」
「グルル(目が合ったのに見捨てやがって!)」
「お化けがー! お化けがぼくたちをスーッてー! スーッて体を通り抜けたんだー!」
「ニャー(すぐ後ろに隠し扉の出口があったでしょう?)」
「ワン(どうしてそれをすぐに教えんのだ!)」
「グルル(塔がくずれるまでわからなかったんだぞ!)」
「さわがしいのう、なにごとじゃ?」
「! おはようー、ぼくは第11王子のウィリアムー、君はー?」
「われか? われはベアトリスじゃ。 まおうになるおんなじゃ。」
「そうかー。 ところでなにか食べものをくれないかー?」
「ワン(魔王じゃと? やっと化けの皮をはがしおったな! 坊ちゃん、こちらへ。 ドーベル、やってしまえ!)」
「グルル(必殺ボクサー拳!)」
「ニャー(危ないなあ)」 ひょいひょい避けるよ
「バナナでよいのか? って、またあそんでおるのか?」
「おー! バナナー!」
「ワン(あっ! 坊ちゃん!)」
バキッ! アーレー! ひゅるるるる
「ワン(くそっ、覚えとれ! ドーベル、来い!)」
「グルル(はっ!)」
「なんじゃったのじゃ?」
「ニャー(勝手に自滅したおバカ×3です)」
「ふーん。 あんなおバカたちは けらいには、いらんのう。」




