表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
57/167

3-18  岬の遺跡6


わたしは あかちゃん。


みんなが わたしを めりーあんさまと よぶ。


るか が ごはんをくれたり おせわをしてくれる。


たまに おじいさん。


るか はすき。  おじいさんは くさいから きらい。


さいきんは おねえちゃんたちが わたしと あそんでくれる。


とてもたのしい。


それにおねえちゃんたちは かわいいので すき。


おねえちゃんたちと あそびたいときには いつでも まほうで よべるように しておこう。


ないしょで こっそり まーきんぐ しておこう。


そうしよう。





お母様を探す旅に出て幾千里 (うそ)。


やっとお母様に会えたと思ったら、すぐにお母様は消えてしまった。


涙が止まらない。


私がいい子じゃなかったからだろうか。


私はお母様に捨てられたのだろうか。


いやいや、そんなはずはない。


私はアルやみんなに尊敬されている。


だって私の言うことは、アルはなんでも聞いてくれる。


ということは、これはきっとお母様の事情。


お母様は私に魔王になれという。


魔王になったらまた会いに来てくれるかな。


でも、頭に冠を載せたら、全部わかった。




お母様はもう死んでいた。


お父様である魔王様は、勇者達と人族の軍に殺された。


お父様を倒して力を使い果たした勇者達と人族軍を、お兄様である第二王子とその配下の軍が殺した。


お父様の仇をとった第二王子が、兄弟達からの信託も受けて、魔王を継いだ。


しかしそれは表向き。


真実は第二王子が、勇者達と人族軍を利用して、お父様を殺した。


自分が魔王になるために。


兄弟達の信託も嘘、兄弟達を殺して相続権を持つ魔導メダルを過半数集めた。


殺される前に逃げられたのは、力が弱くて後回しにされた兄弟達の中で、その陰謀に気付いた者達のみ。


幸いアルは気付いたので、私は今まで逃げられたようだ。


だがアルのおかげで私はこうして次期魔王の冠を手に入れた。


この冠には魔王の力の一部が秘められている。


もう逃げる必要はない。


悪の偽魔王、第二王子を倒して、私が魔王になろう。


私が、愛と真実の魔王になって、悪を滅ぼそう。




だけどお風呂に入るときに冠をはずしたら、全部忘れた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ