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2-12  土の迷宮2


2階の入り口で休憩となった。


クランベール様の魔力が持たないのだ。


「ニャー(これをどうぞ。 魔力回復薬マジックポーションです)」


「ついでにヒールもかけてやるのじゃ。」


「お二人とも、ありがとうございます。」


「なに、はやくすすみたいだけじゃ。」


2階も順調に進み、2階の奥でお嬢様はまたもや宝石をゲットした。


「きれいじゃのう、きれいじゃのう。」



3階の敵はサンドゴブリン。 基本雑魚なのだが、たまに砂に潜って隠れているやつがいる。


「キャアッ!」


「うざいのじゃ。」


隠れていて奇襲でクランベール様を襲ったサンドゴブリンを、お嬢様が魔法で一蹴した。


さてと。


「ベアトリス様は回復魔法士ではなかったんですか?」


「ニャー(いえ、そのようなことは一言も。 お嬢様はヒールも使えますが、魔法全般をご使用できる小さな大賢者様なのです)」


「ベアトリス様、凄い! ではフローリー草原のあの大きな魔法の気配は。」


「ニャー(あれはお嬢様の魔法の練習でした)」


褒められていると感じて、ない胸を張るお嬢様。


「20かいまではクランベールのれんしゅうかいじゃ。 それいこうはわれもせんとうにさんかするのじゃ。」


「はい、頑張ります。」



進んだり、休んだり、宝石をゲットしたりして、なんとか地下20階層の中ボス部屋までやってきた。


中ボスは巨大なサンドワームが5匹いた。


「ニャー(ピンチになったら助けます。 やれるところまで頑張ってみてください)」


「無理ですぅーっ! 生理的に受け付けませんーっ!」


「われも きもちわるいのは、きらいなのじゃー!」


隅っこに行ったふたりがシールドを張ったのを確認して参戦した。


「ニャー(いけますか?)」


「一匹ならなんとか。」


「ニャー(では残りは私が)」


4匹を剣で細切れにしてお嬢様たちのそばへ行き、高みの見物と洒落込んだ。


ドロシーはしばらく呆気あっけにとられていたが、気を入れなおすとサンドウォームに連続剣戟を叩き込み、虫の体液まみれになりながらなんとか首を狩ってやっつけた。


「あぶないっ!」  サンドウォームは首を落としても体が暴れるのだ。


クランベール様の叫び声のあいだに、細切れにしてやった。


「これほど力の差があったんですね・・・」


「ニャー(対人と対モンスターの違いですよ。 ドロシーさんは対人の達人じゃないですか)」


その対人でもあなたに負けましたよとドロシーは思ったが、口にはしなかった。


ドロシーは一層いっそうの精進を誓った。


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