6-1 イーブ温泉4
ふむ、山の紅葉が綺麗だ。
見事なグラデーションがあちこちに。
上下逆さまだけど。
♪しば~ら~れ~て~ つる~さ~れ~て~♪
前にも吊るされたのにわざわざここへ来たから、ますますM疑惑が深まった。
山の紅葉と同じにww
前と違うところもある。
今回は枝でつんつんしているのは、メリーアン、ジャック、ティンプルの3人? だ。
3人? はもう温泉に入ったの?
まだだったら後で一緒に入ろうね。
え? 男の子でも見境がないのか、だって?
なんでそういう発想になる?
誤解でも、一度クズ認定されると、世間の偏見はなくならない。
再犯の責任は世間にもあると思う。
違います、言葉の綾です、もともと無実です、信じてください。
温泉の宿の部屋に、ごちそうが並べれた。
「ニャー(それではみなさん、いただきましょう)」
みんな おいしい おいしいと、口いっぱいにほおばっている。
「ニャー(みなさん、食べながらでいいので聞いてください。 これからの旅の方針を決めたいと思います)」
「ニャー(まず旅を続けるのか、止めてお城に戻るのか)」
はぐはぐ 「ちゅぢゅけるのじゃ!」
「ニャー(はい、続けるで決定。 次は目的地を決めて旅するのか、決めずにぶらぶら旅するのか)」
もぎゅもぎゅ 「きめりゅのじゃ!」
「ニャー(はい、決めるで決定。 次はどこへ行くのか)」
もぐもぐ 「こーほを りゅうのじゃ!」
「ニャー(そうですね、エルフの国、ドワーフの国、獣人の国、人族の国・・・)」
ずずず ぷはぁ 「じゅうじんの くにが いいのじゃ!」
「ニャー(はい、ではこれから 獣人の国ガルム王国 へ、観光の旅を続けようと思います。 異議、ご意見のある方は挙手をお願いします)」
ティンプルが手を挙げた。
「ニャー(はい、ティンプルさん)」
『おかわりっ!』




