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「“跡取り”のはずが、ただの使用人だった」  作者: もり


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AI

今日も読んで頂きありがとうございます。暑くなってきたので体調管理してください。

たぬきがAIの“アイちゃん”と遊んでいる頃——


俺もAIを駆使し始めていた。


そう、仕事の効率化である。


見積もり。


お客様リスト。


次の仕事の段取り。


お客様へのプレゼン。


これらをAIを使って、どんどん進めていった。


昔みたいに、本を開いて調べたり、分厚いカタログをめくる時代じゃない。


今は——AIの時代だ。


そしてもう一つ。


今はインターネットよりSNS。


現場の写真。


ビフォーアフター。


簡単にできるDIY。


こういうのを載せると、閲覧数が伸びる。


そこからお客様が来る。


DMから仕事の依頼まで来るようになった。


時代は変わっていた。


そして会社も、少しずつ変わっていった。


社員たちもAIを使い始める。


的確に指示を出し、仕事を早く終わらせる。


余った時間で、自分の趣味や家族との時間を使うようになっていた。


昔の——


「仕事は遅くまで残ってる奴が偉い!」


そんな時代ではない。


そこへ——


たぬき登場。


ポケットの小銭をジャラジャラ鳴らしながら歩いてくる。


……うるさい。


そして聞いてきた。


「お前ら最近、仕事しっかりやって時間も作れてるがどうしたんだ?」


俺は答えた。


「会長、今はAIの時代ですよ」


「こういうアプリやツール使えば仕事も早くなるし、職人さんにも頼りにされます」


すると、たぬき。


ニヤリ。


「そっか〜」


「俺も最近AI始めたんだぜ〜」


「ふぉふぉふぉ」


……嫌な予感しかしない。


すると、たぬきはスマホを取り出した。


そして嬉しそうに話しかける。


「AIのアイちゃん!今日もよろしくね〜!」


「俺もしっかり仕事するぜ〜!」


「なぁアイちゃん♡」


……何言ってんだ、アイツ。


俺と社員は顔を見合わせた。


そして、吹き出した。

面白かったらブクマ、評価よろしくお願い致します。

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