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 そんなこんなで食事を終え、再度廃屋ダンジョンに挑んだ。

 1部屋目で再び爺ゾンビが出てきた。先制取られたが、エスタに切りかかって回避され、あとは総がかりで1ターンキル…

 できねぇ。


 3人の戦士が斬りつけ突き刺すのだが、当たらん。生前は優れた戦士だったのだろう。今でもだが。

 それ以外の5体は子供と素人のゾンビなので、今は無視。


 かろうじてエスタが一撃加えるがかすり傷。出目は《5:3》だったので豪打に直す欲にかられたがここは我慢。

 あまり本来の発動確率からずれた感覚をつけない方がいい。

 

 次に爺さんの頭上は《6:3》

 同時に爺さんがエスタを怒鳴りつける。「舐めるな小娘!」

 ビリビリと響く大声が、こっちの心臓にまで震えさせる。

 エスタとジーネの体が硬直した。


 だがすぐ回復したようなので、爺さんの仲間がいない限りそれほど問題じゃないなこの技。

 つかこの爺さん対象を若い女と認識してる? 知力残してる?


 ウヒョウの攻撃が当たり、また少し肉が飛ぶ。

 一撃食らった爺さんは俺に八つ当たり。

 《5:4》げ

 盾受け《1:1》ぎゃあ


エスタ「大丈夫か?!」

俺「まだどうにか」


 あと一発同じの受けたら瀕死だが。


 怒りのエスタが爺さんに一撃。ジーネが傍観。俺とウヒョウが外す。


ウヒョウ「本当に強いな」

ジーネ「うわぁ、なんか出て~」


 爺さんがエスタを躱して俺を狙うが、これはよける。

 ウヒョウが《6:6》で命中。豪打+4を発動。

 ジーネは変わらず。俺は命中、ちょっと削る。


 よろけたところをウヒョウが追撃。

 エスタが《5:5》命中して豪打+4を発動。

 ジーネが《5;4》で【ホコリ巻き】を出すが、すぐには効果が出ない。


 俺が外して爺さんがまた俺を狙う。ちょっとしつこくないか!

 《5:4》で豪打発動!

 盾受け《5:2》! セーフ!


 そしてジーネの【ホコリ巻き】が発生。敵5体をよろめかす、が爺さん耐えた。

 俺の反撃を力強く叩き落とし、エスタの一撃も受け流す。

 爺のかかとがエスタの膝裏を撃ち、彼女が仰向いて倒れる。


 爺の錆び剣がウヒョウの利剣とがっつり噛み合う。互いに激しく押し飛ばす。

 ジーネが後ろで「カバティカバティ」と唱えだす。《3:3》とは見えたけどさぁ。組み込んでたのかよそれ。

 いや爺もそろそろ年貢の納め時とは思うから、無意味ではないかも。


 転倒から受け身を取って素早く立ったエスタが、不安定な体勢のまま《6:6》で命中打。爺さんは脳漿をぶちまけながら真っ二つになった。

 あ、やっぱりジーネの【窒息】いらんかったね。


 あとまた爺最後の受動判定《5:1》があった。まあ、発動してないわな。


 そのあとはサクサク子供たちを始末して一休みできた。


   ◇ ◇ ◇



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