第91話 ハイスキルの設定は
主人公は、全能者である事を隠す為にすべき仮装・偽装について考え続けています。
武器とか防具とかの製造でお世話になるであろう鍛冶スキル。
それの才能を普通にすると決断し、次は忍びで得たスキルについて。
忍びで得るスキルは、幻影魔法と影魔法。
これについては、既に考えていたか。
幻影魔法は、とりあえず無しにしておくか。
基本的に視覚を惑わす。
最大まで鍛えて触覚を惑わす力だから、仮装・偽装に重ねられる力ではあるんだけど、基本視覚だけだからな。
まあ、目に入った事で仮装・偽装が見破られる、と言った事はあるんだろうけど、他にもっと使いたい力があるから。
その一つである影魔法は、欲しかった魔法がイッパイあるんだよな。
影隠れ、影縫い、影移動、影の鞭魔法と。
ゲームだとネタ魔法だった影人形とかも、現実だと使える筈。
だから才能高いにしておくべきか、と言うかこれの才能を高いにする為に幻影スキルを才能無しにしたと言っても過言ではない。
忍びで手に入ったスキルだから、才能普通だと極忍でLV11になってもLV7とかにしか出来ないからな。
そして、名匠。
既に持っているのは魔力回復。
そして新たに得たのが念願の付与魔術と契約作成。
付与魔術については、既に考えていたから、それで良いだろう。
付与魔術は、LV3でグレード1は付与出来るし、サイズ調整、温度調整、軽量化、頑丈UP、硬度UP、耐久UPとか付与出来る。
なので、才能普通にしておくとトラブルにならない上に、それなりに便利に使えるだろう。
【それは、間違いないと思います】
まだ決めていなかった契約作成スキルは、才能低い。
いや、普通にしておく方が良いか。
LV3までだし。
【婚姻とか名付けとかを成される予定があるのですか?】
「無いけどね。一応持っておきたいかな」
【普通なら問題は起き辛いと思います】
ありがとう。
最後に上忍か。
付与撃ね。
武器による攻撃で麻痺、毒、睡眠、呪、混乱を付与出来ると言う、便利な力ではあるんだけど、成功率が低くてな。
しかも、強い魔物だと耐性を持っていて、ほぼ通じない。
才能無しで良いか。
とりあえず。
【はい】
後は、ハイスキルか。
現状持っているのは、焔魔法、泥魔法、雲霧魔法、溶岩魔法、毒生成、魔法薬学と竜使い学だな。
才能高いだと関連する職業レベル4アップでスキルレベルが1上がる。
才能普通だと関連する職業レベル10アップでスキルレベルが1上がる。
才能低いだと関連する職業レベル20アップで、スキルレベルが1上がる。
毒なんて何に使おう。
才能低いで良いか。
毒殺したい奴は居るけど、普通に殺す方が早いしね。
まあ、長く苦しめた上で殺したいのなら、毒生成はありなんだけど、それは本当の力の方ですればいいだろうし。
魔法薬学は、才能低いでないと不味いか。
ああ。
グレード1のエリクサーを造るのにもLV6が必要どころか、グレード0のエリクサーすらLV4必要だから普通じゃないと届かないのか。
なら、才能普通で。
それでも、今現在LV3にしかならないけど、上忍でLV10MAXになればLV4か。
竜使い学は、Dランクの亜竜程度と協力関係になるのなら良いけど、それ以上になると目立つからな。
才能低いで良いだろう。
ちなみに、火魔法と風魔法のハイスキルである焔魔法の様に2つのスキルのハイスキルの場合、両方のスキルでLV10MAXになって初めて取得し使用可能になる。
つまり、火魔法が才能高いで風魔法が才能普通だと、スキルの取得は風魔法でLV10MAXになった時点になる。
しかし、焔魔法のレベルアップの為に必要な、職業のレベルアップよる力の蓄積が始まるのは、どちらかがLV10MAXになった時点となる。
だから、才能高いの火魔法に続き才能普通の風魔法LV10MAXになり焔魔法を取得したら、いきなりLV2とか3という事もある。
まあ、全能者の俺には関係ない話だけど、そうでもないと2つのスキルのハイスキルなんて高レベルになる人が殆ど居ないだろうからな。
魔法薬学なんて、高ランクの生産者がいるかどうかで、その地域の死亡率すら変わってきそうなのにね。
俺も弱く偽り後は、火魔法が才能高いでそれ以外の四元素魔法が才能普通だから、火魔法に関連する焔魔法と溶岩魔法は、取得したらいきなりLVが上がっているんだよな。
【才能普通に設定した焔魔法がLV4で、才能低いに設定した溶岩魔法がLV2となります。
しかし、現在の風魔法スキルの才能では、現在の上忍でレベル上限になるだけでなく、極忍・賢者・魔法戦士職のどれかでレベルを10上げてやっと焔魔法を取得する事になります】
そう仮装スキルが教えてくれる。
なるほどね。必要になれば考えよう。
ふとステータスウィンドウの時計を見ると、もう夜も更けて来た。
明かりにコストが必要だから、皆寝ている時間だ。
はあ。
明日は、仲間を得る為のチャレンジだ。
睡眠不足は嫌だよな。
寝よう。
でも、持っている力の確認どころか、今日取得したスキルのガイダンスすら聞けなかったか。
ふと見ると、ポポとチモはもう寝ている。
魔物使い学スキルが、俺の代わりに【遅くなりそうだから、寝てかまわない】と指示したとの事。
また、長い一日だった。
そう思いつつ、斥候職で身に付けた睡眠スキルの力を借りて寝る事にした。
主人公は、一気に強くなったという事は、一気に多くの力を得ている為、それを把握できていない。
そう指摘されていたと言うのに、その把握も先送りの様です。




