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神罰転生勇者は真面目ちゃんと慈愛ちゃんが好きだけど。~泣き虫勇者の異世界忍び放浪記~  作者: 野下大誤


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第48話 生産者職のスキル

 主人公は、魔物の領域の入り口程度で1級職でレベル上限になり、街道近くまで戻った上で転職、を繰り返しています。

 すると、転職直後に襲われる事が2度ありました。

 感知出来ない魔物に、後ろから奇襲を受ける。


 それも転職直後で弱くなっている時に。


 狙ってやがるのだろうか。


 幸い、感知結界内に入られた時に気がつき、防御結界で勢いを落とせたので、怪我する事無く倒せたが。


 はあ。


 『防御結界、アッサリ壊れるんだね』


 【全部通さない設定以外は、強度が下がります】


 『でも、空気くらい通さないと、窒息するでしょ』


 【大きめに張れば、しばらくは大丈夫です。

  最も、草や大地と言った物は通す設定にしないと動けませんが】


 『転職してレベルが下がる時と言った状況や場所によっては、そうすべき、という事なんだ』


 【後は、感知結界内に魔物が入ってくると同時に防御結界を意識し、強化・強く等と念じれば、破壊されなかった可能性もあります】


 『そうなんだ。魔術刻印は直ぐには作れないけど、強化は直ぐに出来るんだ』


 【魔術刻印を創る訳では無く、魔術刻印に流れる魔力を増やし効果を上げる為、作成よりは早く行えます。

  ただし、防御結界の強化については魔術刻印の強度も必要になる為、事前にそう指示し刻印を作っていなければ、効果を2倍にする程度しかできませんが】


 『はあ。良く分かっていないし、使いこなせていないな。スキル』


 【殆どの人が、そんなものではあります】


 『ちなみに、さっきの攻撃、防御結界を強化していたら防げたのかな』


 【おそらく、破壊されていましたが、より襲い掛かって来る勢いを殺せたかと】


 『なるほどね。

  結界魔術スキル曰くそうだけど、補佐さんから何かある?』


 【風矢を発生させ魔物にロックオンしてから転職と念じ、転職する職業を選択直後に風矢を放てば、転職後の隙を減らせます】


 『そうですね。

  まだまだです』


 そう返事をしつつ、近辺に居る魔物の本格討伐に移った。



 生産者職LV1で手に入ったのは、農業、操船、水泳、商業学、料理、裁縫、木工、採掘、建設。


 農業スキルか。


 村に居た時は、喉から手が出る程、欲しくてしょうがなかったスキルだ。


 MPは使うが、一気に土地を耕す事や、土の中の石や木の根を取り出す事や、害虫の駆除、病気の治療や予防、作物ごとに違う育てる為に必要な知識の享受。


 はあ。


 あれだけ欲していた力だけど、今、手に入ってもな。


 まあ、冒険者を引退したら必要な力かもしれないか。


 冒険者、引退できるのかね。


 した時は、どんな状況なんだろう。


 小心者だから、全能者だ・英雄だって祭り上げられて王女と結婚させられて王族にとか嫌なんだけど。


 でも、好き勝手出来る暴君なら……。


 ビクビク反乱に怯えながら、窮屈な生活なんて嫌か。


 まあ、そんな小説やゲームみたいな未来は無いだろうし、考えるのも馬鹿馬鹿しいし先に進もう。


 操船、水泳は、まあいいか。


 商業学は、商売に関する力で、スキルが計算してくれるようになる。


 頭が悪くなりそうだけど、まあ良いか。


 商業学スキルの限定鑑定は、商売に関するモノが鑑定できるから、他の生産系の限定鑑定より鑑定できる範囲は広いか。


 また、スキルレベルが上がると値引きと言った交渉に補助があったり、その近辺の市場価格や原価がわかったりするんだったか。


 料理は、料理が上手くなるだけでなく、レシピとかも教えてもらえる。


 食材に関する限定鑑定が可能だし、限定鑑定すれば小さじ一杯分とか何グラムとかもわかるんだったか。


 また、食材の熟成や食料の保存期間の延長とかも可能。


 MPを使って調味料とかを作り出す事すら可能らしい。


 ああ。


 食材もか。


 仮初ではないモノを造り出すから、消費MPはとんでもないらしいけど。


 まあ、世間一般にあるモノと、当人が知っている調味料・食材だけらしいけど、前世の知識はどうなるんだろうね。


 ちなみに、調味料程度なら兎も角、食材まで料理スキルを使う事は『偽物』と呼ばれ嫌われているらしい。


 旅の途中に食料が無くなり料理スキルで食べるモノを、と言う場合にはMPが1000とか2000とか必要になり、他にMPが使えなくなる、と言った理由で使えない力と教科書には載っていたか。


 なので、食材作成は使われない力と言われているけど、勇者職に就けば最大MPが多い上に魔力源泉なんてMPを潤沢に使える力を持っているけど、どうしようかね。


 なお、LV10MAXになれば、食材に含まれる栄養の力を伸ばし、食べるとステータスを一時的に伸ばす料理も造れるんだったか。


 まあ、効果が3~6時間と長い分、特定のステータスが1%とか5%とかしか上がらないんだけどね。


 後は、裁縫、木工、採掘、建設スキルか。


 各スキルで造れる物に関する限定鑑定が可能になるし、レベルが上がると品質グレードが0(普通)より上の1~4(良質、高品質、極上品質、最高品質)までの物が作れる様になる。


 まあ、素材も良いモノを要求されるが。


 少し変わっているのは、採掘か。


 地面の中の鉱物とかがわかるだけでなく、鋳物を造れる鋳造が可能になる。


 鋳物と言うと、金属を溶かして型に入れて金属製品を作る事なんだけど。


 便利なスキルで、金属に働きかけて、温度変化で溶かす事や冷やす事。


 金属の種類ごとに分離や割合を指定した合金作成が可能だし、仮初の金型をスキルと魔力を使って作り、そこに加熱技能で溶かした金属を流し込んで鋳物を造る事も可能なんだよね。


 他にも、一部の金属については、金属としての質を上げる昇華(品質向上)も可能か。


 叩いて強度を上げる鍛造とか、魔力とスキルによる形成・製造となる錬成とかは鍛冶スキルなんだけどね。


 ちなみに陶芸とかガラス作りとかは、この採掘か魔法薬学でスキルにより作成が可能になる。


 建設スキルも特殊で、これを土魔法の大地操作や硬質化や大地創造魔法と組み合わせると、コンクリート製の家や石やコンクリートの城壁とかが造れるんだよね。


 でもグレード表示は無いらしい。


 さて。


 生産系スキルは、才能高いが生産者LV10MAXになるとLV6。


 グレード2のモノが生産可能になる。


 親の残してくれている武器防具はグレード2で未だ不足は感じていないけど、自作できる様になるのは嬉しいか。


 まあ、製造に必要な原材料が揃っていない気がするが。


 そんな間にFランクとEランクの魔物を倒していると、ビッグスネイクで宝箱が。


 銀貨12枚とミスリル貨15枚の1620GAZU。


 その後も魔物を倒し続けて生産者職でLV10MAXだ。


 これで、1級職は卒業だ。

  主人公は、ついに1級職を卒業できそうです。

 ユニークスキルのレベル上げは、2級職以上が必要なので、多分卒業後は二度と就かない職業なのでしょう。

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