第137話 洗浄魔法を
主人公は、ゲームだと仲間にしないと死ぬキャラだったチェチーリアを助け、今後の為にチェチーリア達のレベリングをするようです。
仲間にするにしても、助けるだけ助けて別れるのだとしても、必要な事と考えて。
チェチーリアとその弟君と妹ちゃんの職業とレベルは生産者LV1~3。
先ずは、それを3~5まで上げてもらう事に。
でないと、未成年でステータスは育っていないし、病気のせいで体が弱っているから、Eランクの魔物すらトドメを刺せそうにないから。
Gランクのレッサースライムとかは、職業経験値が数十しか得られない。
だけど、街道から少し離れたらそれなりの数居るし、こちらから攻撃しないと攻撃してこないタイプだし、俺が見つけたレッサースライムの上に水矢とかを漂わせておけば良いし。
それで全員がLV3以上になった処で方針を変える。
3人に同時のレベリングともなると時間が掛かりそうだから。
という事で次はFランクの魔物に移ってもらう。
ただし、
「次は、スライムの討伐に移ろうか。
スライムは、レッサースライムと違って正確に核を破壊しないと倒せないから、護衛についてもらおうか。
俺は、この子を護衛するから」
と言って弟君に付く。
名前は、ドナート君だったかな。
妹ちゃんにはタマーラが。
チェチーリアにはラーレが付く。
倒すのに失敗したスライムは、俺達で3人への攻撃を叩き落したりして、トドメを刺してもらう、を繰り返す。
それでしばらく討伐すると全員がLV5に。
そろそろかな、と声を掛ける。
「そろそろ本格的なレベリングに入る。
多分、先ずはEランクのファングウルフかな。
それを地面に拘束するから、各自頭部に攻撃を叩きこんでトドメをさして」
3人は『えっ』って顔をしている。
なので、仲間達の方へ指示をしておく。
「チモの蔓の鞭による拘束を抜けられる奴はいないとは思うけど、注意してあげて。
後は、魔咆哮で何もできなくなったら、俺達で倒しても良いかもね。
魔法を使ってきたら、俺が聖魔障壁で防ぐけど、リスクを避ける為にさっさと俺達で倒そう」
「私達にしていたみたいに、異常無効付与と状態・精神異常耐性向上はしないんですか」
そうラーレが聞いて来たので「ああ。未だ熟練度を上げている途中なら、ラーレがその辺を掛けても良いかも」と指示しておく。
「はい。そうしますね」
そう言うと詠唱を始めるラーレ。
先ずは自分とタマーラに付与し、その後3人に異常無効付与を行うつもりの様だ。
なので「あ~。でも、一回魔物による魔咆哮の怖さは実感してもらった方が良い気もするから、最初から付与するのではなく一度経験してもらった後にしよう」と声をかけておく。
「はい。わかりました」
そんなラーレとのやり取りに3人は不安げになるが、一度経験しておいた方が城壁の外は危険と分かるし、そこは実感して貰っておく方が良いだろう。
と感知スキルの探索技能による感知の魔力に偽装スキルの隠形を掛けて広げていく。
そして、ファングウルフにだけ感知の魔力を隠さない様にと感知と偽装スキルに指示し、おびき寄せを開始する。
多分生産者にはもの凄い勢いで迫って来るファングウルフ達に火槍を撃ち込んで、4本の足を焼失させる。
残酷なんだけど、と思いつつチモに蔓の鞭での拘束を指示。
「倒せるならトドメを刺して」と言うと、先ずは弟君が。
次にチェチーリアが。
最後に妹ちゃんが武器を振り下ろしている。
でも、妹ちゃんが苦戦している様なので
「チェチーリア。
妹さんと一緒に武器を振り下ろしてくれるかな」
と指示。
それで、全員生産者LV9になった後は、ネイルベアに切り替える。
「今度は3人で頭部に同時に振り落として」と一本の長めの槌を3人で振り下ろしてもらう。
その合間に、魔咆哮をするネイルベアが居た。
3人とも腰を抜かしたみたいになるが、もうタマーラとラーレは、ステータスは上がったし異常無効も異常耐性向上も付与してあるので耐えている。
ああ。
ラーレの方は精神異常耐性をLV5で持っていたか。
影縫いを使い、魔咆哮を止めさせ、また武器を振り下ろしてもらう。
ちなみに、漏らした人も2人ほどいたが、「汚れを取るね」と言って生活魔法の洗浄を3人に掛けて見て見ぬ振りをする事にした。
魔咆哮は怖いようです。




