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第134話 明日の為の防具製造と安全確認

 主人公は、明日の事を考えてミスリル合金とミスリル製の武器を造りました。

 次は。

 チェチーリアとその家族のレベリング用の武器を造り、更に自分用のグレード3の武器も造った。


 付与もしたい処だが、本当の方でも未だグレード2までしか付与出来ないから勿体ないか。


 そう思いつつ、革鎧の製造に移る。


 先ずは、弟と妹用かな。


 となると、盗られたりしない程度か。


 とネイルベアの皮を革にし、通常タイプの革鎧をグレード1で造る。


 魔素収集刻印は大目と指示。


 それに、グレード1の温度調整とサイズ調整も付けておく。


 サイズは全体的に小さめだ。


 サイズ調整のグレード1では、普通サイズの革鎧だとまだ子供の二人だとブカブカになるとスキルが教えて来たからだ。


 グレード2にすると値段が高くなるし、付与に必要な魔石のランクがEからCになるので。


 革鎧なんて、部位ごとに付与が必要だから1セットで頭、上半身、下半身、両手両足の7か所にも付与しないと駄目だからね。


 皆に『何処で手に入れたの?』と聞かれたら、両親が子供の俺の為に残してくれていたモノ、という事で良いか。


 そして、チェチーリア用の革鎧。


 彼女は、仮装後の俺と同じ、忍び系になってくれる人だ。


 だから、軽装が良いと思うんだけど、素直にそれを作ると彼女が忍び系になるって知っているってバレルよね。


 まあ、最初だし、と通常タイプのハイネイルベアの革鎧をグレード2で造り、グレード1の温度調整とサイズ調整を付与する。


 付与はグレード2にしたかったが、触媒となるCランクの魔石の数が心もとなかったので。


 彼女の武器は、剣と盾だったか。


 いや。


 盾の代わりに金属製のガントレットを装備させることがあったけど、先ずは軽い剣と盾で良いか。


 そう決断し、グレード1のミスリル合金のインゴットが1.2個あったのをグレード2に昇華。


 あ~。


 ミスリルと鉄や銅と言った魔法的金属以外との合金だと、ミスリルの割合次第だけどグレード1から3までしか昇華させられないのか。


 魔法的金属以外は、採掘や鍛冶スキルで昇華は行えないし、両スキルで丁寧に造る事でもグレード1にまでしか出来ないからな。


 なら、分離でミスリル以外の金属の割合は減らしておこう。


 というか、魔法的金属は昇華で量が減っているから、そうしないとグレード2にすら出来ないね。


 そう教わりつつの昇華で、また量は減ったが、彼女はスピード重視だったしと、あまり素材のいらない片手剣と盾(小)に製造。


 製造者名は、両親の遺産に刻まれていた名前を使わせてもらった。


 ふう。


 後は、明日以降の売却分の製造かな。


 お金、今日も出て行ったしね。


 そう思いつつ、ネイルベアとファングウルフの革鎧の製造に入る。


 でも、【毎日売りに行っているのに、数が多すぎます】と補佐さんからの指摘が。


 問題ない程度の数を教わって、それとは別に別の日に売る分も造り、コンテナを分けて入れておく。


 それを終えた後、補佐さんと話す事にする。


 『仲間が出来たら、補佐さんとの会話減っているね』と先ずはそんな会話だ。


 【はい】


 『まあ、独り言ブツブツ言い続ける訳にはいかないから、しょうがないんだろうけど』


 【そうですね。必要な時には、こちらから情報は提供させてもらいますので】


 『頼りにさせてもらうよ。

  それで、分かるなら知りたいんだけど』


 【あの物件についてですね】


 『そう。彼女達にあの呪い付きの物件を紹介したと言うか住まわせたのは、権力者なのか、あの金貸しなのか、分かるかな』


 【以前にも説明した通り、情報が一般的にならないと、人が知りえる情報にならず、私の知りえない情報となってしまう、という前提があった上での話ですが。

  領主と言った権力者が、部下に指令せずにあの物件について管理している、と言うのは考え辛いです。

  なので、一般的な情報になっていない事から、権力者が関わっている可能性は低いかと】


 『なら、衛兵の詰め所に行って、あの物件の事を訴えても大丈夫そうなのかな』


 【私の知る限り、であれば】


 『断言はできないか。

  それで、金貸しが絡んでいる可能性は』


 【金貸しのトップが直接一人で何かを企んでいない限り、情報は部下に伝えられ一般化し、私が知りえる情報になります。

  その前提の上で、ですが、あの物件を利用しろと部下に指示してはいますが、貴方様が危惧していられる様に、若い女性のいる家族を住まわせて娼婦に落とせ、という命令はしていない様です】


 『そっか。なら、明日のあの兄弟のレベリングを終えたら衛兵に訴えるように言っても大丈夫そうか。

  まあ、状況が変わったら教えてね』


 【はい】


 そう返事をもらい、もう寝ているポポとチモに小声で「おやすみ」と言ってから寝る事にした。

 主人公は、補佐さんの力を利用し、チェチーリアの家族を守り切れるかどうか確認したようです。

 大丈夫そうで、良かったですね。

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