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第131話 チェチーリアの決断は

 主人公は、チェチーリアの家族の治療をし、借金の返済も手伝いました。

 これでは娘を借金のかたに主人公に取られる。

 そう思った母親とのやり取りが始まるようです。

 家族が助かりホッとしている感じのチェチーリアと混乱しているその母親。


 弟と妹は、姉を取られたくないのかチェチーリアに抱き着いている。


 「え~と。

  これから、彼女と何をするかを説明しますね。

  俺は彼女に奴隷や娼婦になれとは言っていませんし、そんな選択をさせる気もありません。

  先ず、冒険者仲間になってもらって、レベリングをして職業の才能を確かめます」


 「はい」と母親は必至な感じで聞いている。


 弟君と妹ちゃんも不安そうだけど黙って聞いているから、混乱したりしない様にキッチリ説明しておこう。


 「僕らは、3級職以上の6人以上のパーティか、4級職が3人以上居るパーティか、5級職が2人以上居るパーティで冒険者をすることを目指しているんです。

  その条件にあえば、そのまま彼女には俺達の仲間として冒険者になってもらう。

  条件に合わない場合は、しばらく才能の開花を待って、その後はまた選択をしてもらいます」


 「また、選択ですか」と母親は不安そうに聞いてくる。


 ああ。


 名前はデボラさんだったかな。


 「はい。生産系に才能があれば、うちのパーティの生産者になってもらいます。

  生産にも才能が無い場合は、俺や俺達の生活を支えてもらう裏方になってもらうか、俺の女になると言ったように、また自分でその後の生き方を選んでもらう事にする予定です」


 「そ、それは」とデボラさんは最後の俺の女の処が気になった感じだ。


 弟君と妹ちゃんも俺を睨んでいるし、更に説明を続けて変な誤解が無い様にしよう。


 「ちなみに、生産については、変に目立つと困るので裁縫、採掘、鍛冶、木工スキルでグレード1から2程度が作れれば良いかなと思っています。

  料理スキルの場合は、俺達の食事とか携帯食の準備とかをしてもらう事になるでしょう」


 「……、それなら大丈夫なのか」と母親は少し安心した感じに。


 確か、自分が料理LV6持ちだからね。


 まあ、料理にグレード2とかは無いけど、それくらいは知っているのだろう。


 弟君と妹ちゃんは、『どうなんだろう?』と言う感じで母親やチェチーリアの様子を見ている感じだ。


 なので、更に説明を続ける。


 「最終的には、彼女に選んでもらいます。

  まあ、俺を選ぶように多少圧力はかけるでしょうけど、彼女が本当に嫌なら俺が諦める事になると思います。

  仲間は、まだ増やす予定ですし、寝ている間に刺されたりしたくないですし」


 そう言うと「は。はあ」と母親はまた大丈夫なのかなって感じになって来た。


 弟君も妹ちゃんもか。


 そんな状況だからか「圧力は掛けるんだ」と圧力発言についてタマーラから物言いが入る。


 「今回助けたのだって、真面目な人にとってはプレッシャーだろうしね」


 そう言うと俺を睨んでいるタマーラ。


 ラーレはハラハラしている感じか。


 「それで、チェチーリアを仲間に迎える為の条件が、チェチーリアの『家族を助ける』って願いを叶える事なんで、それをしている途中なんですけど。

  まあ、お金払って、俺達と縁を切りたいと言うのであれば、それはそれで良いですけど」


 そう言った後、『お金が無いのを知っているのに、卑怯な言い方だったか』と気が付いて、利息なしの借金の形にするとか言う方が良いんだろう、と思ったんだけど。


 そう発言する前に「私の職業の才能をレベリングで確認してくれるんですか?」とチェチーリアが少し前にした発言がずっと気になっていた様で、その事について確認してくる。


 「ああ。彼女達みたいにね」


 そう言ってタマーラとラーレに視線を向けると「あんた。男の勘で彼女には才能があるから大丈夫って言わないのね」とかタマーラが言ってくる。


 「いや。なんかタマーラが俺の勘を信じ込んでいる感じが怖くなってきたから、言うのを止めたんだよ」と言い訳をする。


 実際は、ゲームで仲間に迎える時のメッセージに可能な限り即しているからなんだけど。


 だけどタマーラは何か納得した感じで「あ~」と言いつつ眉をひそめている。


 そんなやり取りをしていると母親と弟君と妹ちゃんは少し安心した感じに。


 チェチーリアは、決断した感じに。


 「私、仲間になります」


 「そっか。

  ならレベリングは明日からかな。

  ああ。

  家族を助けると言う条件だから、弟君と妹ちゃんが今生産者に付いているのをLV10MAXに鍛えておくのも条件に入るか。

  お母さんの場合、生産者職LV10MAXだから、転職できる職業があれば、転職しレベリングになるけど。

  まあ、まだ体が本調子じゃない様だし、それが可能ならだけど、家族のレベリングも明日からだね」


 そう言うと「良いんですか?」とチェチーリアが想定外って感じだけど。


 「じゃないと、家族思いのチェチーリアは旅立てないでしょ。

  俺達、とりあえず近日中に王都方面に向かうつもりだし」


 そう言うと母親が「私は、もう動物使いでもレベル上限だし、他に転職可能な職業も無いので、必要ないですが」と言ってくる。


 「なら、弟君と妹ちゃんかな」


 「はい。お願いします」とチェチーリアがキッチリ頭を下げてお願いしてくる。


 「なら、とりあえず宿を決めようか。希望はある?」


 そう言って宿のある方へと向かった。

 主人公は、チェチーリアを仲間に迎える為の配慮として、弟君と妹ちゃんのレベリングもするようです。

 大丈夫なのかな。

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