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神罰転生勇者は真面目ちゃんと慈愛ちゃんが好きだけど。~泣き虫勇者の異世界忍び放浪記~  作者: 野下大誤


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第0話 プロローグ

 新作です。

 過去の作品を自分なりに反省し、直せる処は直し、直しきれなかった処は多少ましに出来たかな、という作品です。

 強くならなければならない。


 強くなければ、資格がないから。


 親しい者を作る資格が。


 愛する者を作る資格が。


 親兄弟は、俺の意思で親しい訳じゃないから、しょうがない。


 保育施設・学校の友人や職場の同僚も、社会のシステムの中での人付き合いだから、しょうがない。


 だけど……。


 それ以外に、親しい人をつくるのなら。


 想いを寄せる人をつくるのなら。


 強くなければならない。


 愛おしい人達を守る為に。


 だけど、あの世界の普通の人は、銃器を装備し人を殺す訓練をした完全武装の兵士には勝てない。


 この世界だって、ただの人が竜の皇帝になんて勝てる筈ない。


 だから、そんな考えでは……。


 親友も。


 恋人も。


 妻も。


 子供も持てない。


 そんな事は分かっている。


 だから、他人にまで同じ様に考えて欲しいとは思わない。


 親しい人・愛する人を失っても頑張っている人達に、失礼だとも思っている。


 愛する人を失なってもその苦しみを乗り越えた人に、殴られる様な馬鹿な事を言っている事も自覚している。


 俺の心が弱過ぎるだけの話。


 新しく思いを寄せる人をつくったら、変われるだろう・変わらなければならない事だとも思うけど。


 幸いにも、そう言う人には巡り合わずに人生を終えられそうだったのに。


 この世界もあの世界も残酷だ。


 そう何度も思い知らされた。


 目の前の残酷な現実に。


 世界中で泣いている人達に。


 だから、弱いままの俺ではこの思いは変えられない。


 変えては駄目だ、と思っているのに。


 強くなければ資格がない、と言う思いを。


 あんな思いを、またするくらいなら、俺が世界から逃げ出す方が良い。


 無能で弱い俺にとっては地獄でしかないのだから。


 いっそ、全て消え去ってくれれば、その方が良いとすら思う。


 だけど……。


 真面目ちゃん達、真面目さん達。


 慈愛ちゃん達、慈愛さん達。


 出会ってしまった。


 関わってしまった。


 不幸になんてなって欲しくない人達に。


 こんな糞みたいな世界に生きる、愛すべき人達に。


 こんな世界だからこそ、守り愛すべき人達に。


 例え最強の人になったとしても、弱者でしかないこの世界で。


 覚えていれば、関わらなかったのに。


 出会う前に、死んでおけばよかったのに。


 消え去っておくべきだったのに。


 また、涙に血が混じっているのだろう。


 そんな事を考えつつ、激情に身を任せ、赤く濁った視界で敵を倒し続ける。


 だけど、こんな事は無様な抵抗でしかない。


 俺の敵は、世界か、神か、運命なんだろうから。


 だから、消え去りたいって願ったのに。


 資格が無いのに。


 あんな思いは、もう二度としたくないのに。

 プロローグは重かったでしょうか。

 次話から、本編が始まりますので、直ぐに投稿しておきます。


 一話1000文字から4000文字と言う感じになると思います。


 ヒロイン達が登場するまで1日2話。

 ヒロインが登場して、話が落ち着いたら1日1話。

 ストックが無くなってきたら1~2週間に1話と言った投稿を予定しています。

 毎日投稿をしている間は推敲がいつも以上に不十分になると思いますが、ご容赦を。


 AIについては、類語を知りたい時、言葉・用語が思い浮かばない時、言葉の意味が間違っていないか確認する時にネット検索で使うブラウザーがAI化しているので、補助的に使っている事になるのでしょう。

 AIを推敲とかに使いたい(読み易くする修正等をお願いしてみたい)のですが、AIをどう考えるかが良く分からないので、様子見になるのかな。

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