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オレッ娘シリーズ2「女の子である事に優越感を覚えるヒカルちゃん」  作者: オレッ娘、強い女の子好き


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8/8

オレっ娘ヒカルちゃん8話:ショッピングモールのレディースデイで男子への優越感を感じるヒカルちゃん

別の晴れた休日、またゆうまとヒカル、二人の母親の4人で大きなショッピングモールへお出かけした。


エスカレーターを上がって2階のファッションエリアに入ると、いたるところにピンクのポスターが貼ってある。


「本日レディースデイ! 女性のお客様限定特典いっぱい♪」


ヒカルはそれを見て、すぐにピンときた。

「わー!! また女子だけだよ!! レディースデイだって!!」


母親たちも笑いながら「今日はお得ね」と言い、4人でぶらぶら歩き始める。


すると、かわいい雑貨屋さんの前で、制服のお姉さんがワゴンを押して立っていた。

ワゴンにはカラフルな個包装のお菓子が山盛り。


お姉さんはにこやかに声をかけてきた。

「こんにちは~! 今日はレディースデイだから、女の子と女性のお客様にお菓子をプレゼントしていま~す!」


ヒカルは大興奮で駆け寄り、母親たちも一緒に。


お姉さんはヒカルに小さな袋を渡し、ヒカルの母親とゆうまの母親にもそれぞれ「どうぞ~」と笑顔で配った。


ヒカルは袋を覗いて「キャンディーとチョコとクッキー! やったー!!」と飛び跳ねる。


一方、ゆうまは少し期待した目でお姉さんを見上げていた。

でもお姉さんはゆうまには何も渡さず、優しく微笑むだけ。


そのとき、ゆうまより一つ年下くらいの小さな男の子が、お母さんに手を引かれて通りかかった。


男の子はお菓子のワゴンを見て目を輝かせ、お姉さんに駆け寄って言った。


「お姉さん、僕もお菓子ほしい!」


お姉さんは少し困った顔でしゃがみ込み、優しく説明した。


「ごめんね~。今日はレディースデイのお菓子だから、女の子と女性の人だけなんだよ。男の子はあげられないの……」


小さな男の子は最初意味がわからずキョトンとして、それから急に唇を震わせて目をうるうるさせ始めた。


「え……なんで……僕ダメなの……?」


お母さんが慌てて「ほら、行こうね」と手を引くけど、男の子は振り返り振り返り、泣きそうな顔でお菓子のワゴンを見つめている。


ヒカルはその様子を全部見ていた。


ゆうまがちょっと寂しそうな顔をしているのも、小さな男の子が悲しむのも。


でもヒカルは、お菓子を握りしめて、ゆうまの横にピタッと寄り添った。


そして、小声で、でも得意げに言った。


「ねえゆうま……また女子の勝ちだよ。レディースデイでお菓子もらえるの、女の子だけだもん。ゆうまもあの小さい子ももらえなくてかわいそうだけど……オレはもらえた! ふふっ、優越感MAX!!」


ゆうまはため息をついて「もう……ヒカルはほんとそればっかり……」と呟いたけど、ヒカルはお菓子を一つ取り出して、ゆうまにこっそり差し出した。


ヒカル「まあ、幼馴染のよしみで一つあげる。でもこれは女の子特権のお菓子だからね! ありがたく食べなよ~」


ゆうまは少し照れながら受け取って「ありがとう……」と小さく笑った。


その日、ショッピングモール中が「レディースデイ」の特典だらけで、ヒカルはどこに行っても「女子だけ!」を連発。


帰りの車の中でも、お菓子を食べながら満足げに言った。


ヒカル「今日も女の子でよかった~! 次はどんなレディース特典があるかな!」


母親たちは苦笑い、ゆうまは隣で静かに窓の外を見ていたけど、口元には少し笑みが浮かんでいた。


ヒカルの“女の子優遇コレクション”は、また一つ増えたのだった。

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