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絶望的な裏切り

神人の援護に向かうはづき達であったがそこに立ちはだかる人影があった。

「あ、あなたは!?」はづきが驚く。

「み、みちるさん!?」しおんは眼を剥く。

頼もしい援軍が現れたと思い一瞬安堵するはづき達であったが、突然みちるがはづきを殴り飛ばす。

「きゃあっっっ!!!」

「はづき姉ちゃん!?な、何をするんだみちるさん!」

「危険です!しおんお姉ちゃん!!!」

みちるはしおん達に対し明らかな戦闘態勢を取っていた。

「ど、どうして・・・みちるさん・・・あたし達を裏切るのか!?」

「・・・裏切る?それは違うね」

「!?」

「私は初めからこっち側だったって事よ」

「ふふふ・・・来たわねみちる」

「な、なんだって・・・」

「私の役割はあなた達に近づきあなた達の現有戦力を探り聖羅達に伝える事、そして・・・」

「この場にあなた達が来る事を聖羅達に伝えたのもこの私よ!」

「初めから罠だったって言う事ですか・・・」

「何で、何でなんだよ・・・信じてたのに憧れてたのに・・・!」

「ごめんね、私は初めから聖羅の依頼を受けて行動してたのよ、あなた達の味方のふりをしてね・・・」

「くっ、神人!!!」

れいなは神人の救援に向かおうとするが・・・。

「行かせない、フェザーセイヴァー・サウザンドスラッシュ!!!」

「ああああっっっ!!!」

はるかの千の残撃を受け、れいなは吹き飛ばされる。

「死んで、お兄ちゃん。フェザーセイヴァー・ホーリーブレイカー!!!」

ドォォォォン!!!

「がはぁっっ!!!」

聖羅の一撃でまるでクレーターのような溝ができる。

「ぐ・・・う・・・」

「へぇ・・・フェザーセイヴァーの攻撃を受けても一撃じゃ死なないんだすごいねお兄ちゃん。」

「うわぁぁぁぁっっっ!!!」

泣きながらみちるに立ち向かうしおんだったが・・・。

「フェザーセイヴァー・シークレットインプレッション!!!」

「うぁぁぁぁぁっっっ!!!」

みちるの一撃を受けしおんも倒れ伏す。

「しおんお姉ちゃん!!!」

倒れたはづきの解放をしていたあんなもしおんの状況を見て悲鳴をあげる。

「くっ・・・」

さつきが狼狽する。

あんなの脳裏に絶望がよぎる、全滅・・・。

「さて、まともな脅威はあとはあなただけかしらねさつき・・・」


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