それぞれの道
瑪瑙達は拠点へと帰還してきた。
「真朝の回収には失敗したようだな」
瑪瑙達にかかる声。
「琥珀・・・」
瑪瑙の兄、そしてエレクトロンフェアリィの総大将に当たる人物だった。
「真朝を保護し育てていた希望家とやら、そして真朝自身に抵抗された」
瑪瑙は琥珀に弁明する。
「まぁいい、真朝の回収はまだ機会があるだろう、先に人間達に対する選別を開始するとしよう」
琥珀が告げる。
「選別部隊を送り込むのね?」
真昼が琥珀に問う。
「ああ、基本おまえ達が動く必要はない、まぁ希望家とやらが邪魔に入る可能性は高そうだ、その時は好きにしろ」
「真朝が出てくる可能性もあるもんな、まぁその時まではゆっくりさせてもらうよ」
真夜が呟き、真昼と共に部屋を出ていく。
瑪瑙だけがその場に残る。
「どうした?まだ何かあるか」
「琥珀、おまえ俺達に何か隠してないか?」
「何の事だ?」
「真朝がこの拠点を出て行方不明になった事、更に10年近くあいつを発見できなかった理由についてだ」
「ふん、知らんな」
「・・・まぁいいいずれ真朝を連れ戻せばはっきりする事だ」
瑪瑙も部屋を出ていく。
「無用な詮索はろくな事にならんと言う物を・・・」
琥珀は不敵な笑みを浮かべる。
「真朝ちゃん、無事でよかった~」
帰ってきた真朝を抱き締める愛梨。
「く、苦しいよ愛梨お母さん~」
「真朝がエレクトロンフェアリィと言う人造人間、そして迎えに来た奴らが同胞か・・・」
神人が呟く。
「彼らが再度真朝を奪還に来る可能性は高そうですね」
れいなが進言する。
「大丈夫だよみんな、私はあの人達の所に行く気はないし自分の身だって自分で守るよ!」
真朝が握り拳で力説する。
「そうそう、真朝はフェザーセイヴァーに変身してたもんなー驚いたぞー」
しおんが言う。
「そうですね、真朝は強かったです」
あんなが言う。
「えへへ・・・」
頬をかきながら照れる真朝。
「真朝から聞いた話ではエレクトロンフェアリィは人間を選別すると言う話でしたね、使える者は捕らえ、それ以外は抹殺すると・・・」
さつきが言う。
「そうだなその事でも彼らとは激突する事になりそうか頭の痛い事だ」
「例え同胞だったとしても妹達だったとしても・・・私は人間を守る!だって私は希望家の娘だから!」
真朝は決意を神人に語る。
「・・・無茶だけはしないでくれよ」
神人は真朝の頭を優しく撫でるのだった。




