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第一話

「……? 何処だ? ここは?」


 目を覚ました俺は、何故かジャングルのような、温かくてジメジメした森の中にいた。

辺りは薄暗く、昼か夜か分からなかった。

ただ、周囲の木々が低く感じた。

違和感を覚えた俺は自分の身体を確認する。


「……! これは!」


 目に写った自分の姿に衝撃を受けた俺は、ひたすらに走り出した。


「これは……! まさか……!」


 その先に、池があったため、眺めてみる。


「マジかよ! まさか俺、怪獣になってんじゃねぇか!」


 水色の皮膚、手足に生えた三本の鉤爪、大きな口には鋭い牙が生え、オオサンショウウオのような頭と尻尾。

体格の大きさを考えたら、その外見は怪獣そのものだった。


「これは……」


 普通の人間ならパニックになるだろう。

薄暗いジャングルに放り込まれて、姿も人間では無くなった。

しかし、当の俺は……


「この姿、俺の妄想で考えた怪獣とそっくりじゃねえか! 最高だろ!」


 気分は最高だった。

俺は怪獣が大好きだった。

ゴツゴツしたフォルム。

巨大な身体。

口から吐くブレス。

まるで男のロマンだ。

生まれ変わるなら怪獣になりたいと、その姿を妄想したのが今の姿だ。


「名前も考えてたんだ。オオサンショウウオの怪獣……ハンザキ!」


 俺は高らかに宣言する。


「今日から俺の名前はハンザキだ!」


 この時、俺……ハンザキの怪獣としての生活が始まるのであった。

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