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人ならざる者の英雄譚  作者: 白夜@紅羽
31/32

24.遥か昔話〜始まり〜

作者は逃げた!

受験勉強という最悪の敵から逃げた!


この話だけでも書きたかった。

しょうがなかったんだ!作者は頑張ってるんだ!

これくらいの息抜きしたって良いじゃないか!

それに今週休み多かったから時間はあった。休みが悪いんだ。

地球資源の枯渇

地球温暖化の影響により消滅した大陸の数々

氷河期世代に陥って100年

地底に移り住むことで難を逃れる一握りの人類

薄暗い世界で生まれ22年間を過ごした1人の少年



西暦2222年2月22日22時22分22秒


彼は22年間の人生に幕を閉じた





その日、地球の長きに渡った生命すらも潰えたのだった




彼は死ぬ間際、地底から這い出し数100の隕石を見たのだった



彼に名はなかった






















その後に出会う神によって名付けられた名を









「クアンデル・アズレイム」










初めての転生者にして

初代魔王である











彼は人に転生した。

転生した世界は、地球の文明と比べれる事が可哀想な程に発展していなかった。

だが、比べる対象の地球ですら栄えていた頃の地球であって、彼が生まれた滅亡寸前の地球ではない。

彼は嬉しかった。

自らに名があるということが。

自分に新たな人生が与えられたことが。

新たな家族、新たな友達を得た事が。


そして何よりも

土の中では無い、空の下で生きて行くことが、堪らなく嬉しかった。



神が彼に与えた言葉。神は彼にある物を託した。彼は神に感謝する為に人生を全うしようと決意した。

彼には力が与えられたのだから。

スキル「創造」という、最強の力を。

神は言っていた、この力は初回特典であると、この力は彼だけに与えられた物なのだと。











だが、人生というのはそんなに甘くは無い。











彼、いやクアンデルが16の時

「人ならざる者」達が彼の住む国を襲ったのだ。


















クアンデルは奮闘した。

自らに扱える全てを惜しみなく使ったのだ。

この世界では転生者は最強だ。

では、転生者と転生者の争いでは?弱い方が平伏す。どんなに強い力を有していてもだ。使いこなせなければ意味が無い。

家族や友達、仲間達、愛した人、家や街、クアンデルの大切な全てが、一つずつ消え去って行く。

クアンデルの目の前にいる、一人の人間の手によって。

その人間は2人目の転生者であり、凶悪な思考を持つ犯罪者であった。その人間は神の悪戯により生まれ変わった、ただの駒であった。

しかし、神は駒にすら力を与えた。

残虐なスキル「支配」を。

駒は願った。殺したい、生きる全てを屍に、この手で。と、そして駒は支配した。

魔獣を意のままに操る事に成功した。














クアンデルは祈った。神に祈った。

自分を転生させてくれた遊神『ハルメリトルス』に祈った。

神にその声は届いていた。しかし、神は思う「私は干渉しないと言ったはずだ」と。クアンデルも分かっていた。その言葉は覚えていた。

しかし、もう頼れるのは神しか居なかった。


―――ぐちゃ







クアンデルの耳に不快な音が届く。

顔を上げた先には新たな魔獣が喰っていた。




クアンデルと苦楽を共にした少女を貪り喰っていた。クアンデルは頭の中が真っ白になっていくのを感じる。




















生まれた時から意識はあった。

私には、母がいた、父がいた、兄と妹がいた。近くの家々には年が近い少年少女がいた。仲間がいた。



そして









愛しい愛しい、あの子がいた。

名を「ハル・エンシャ」

同じ日に生まれ、いつも一緒に時を過ごした、幼馴染みであり私の想い人。

5歳の時、近くの森で私は命の危機に晒されていた。そこをハルに助けられた。

恥ずかしくはなかった、いや、そんな事すら考えられない程に私は、ハルの勇ましき姿に目を奪われ魅了されていた。

魔犬の返り血すらもハルを輝かせる一部と化していた。

5歳という幼き少女が、私の様な足でまといを背に据えて、数匹の魔犬の核を粉々に粉砕したのだ。ハルが光り輝いて見えた。

それから、15歳になるまで私はハルに守られ続けていた。

この世界では15歳が大人になる年だ。15歳の子供たちは神父様の元へ行き神へ祈りを捧げる事で大人となる。そして生涯をかけて務めあげるジョブを手に入れる。

普通、ジョブというのは、本人の意思や家族のジョブにより左右される。しかし、例外も存在する。

私とハルはまさに例外だった。

私の家族のジョブは「村人」と「農家」だが、私は「賢者」、ハルは「勇者」だった。

今まで顕現しなかった新たなジョブだと、神父様に聞いた時は、村が総出で祝ってくれた。

どのようなジョブかは、「鑑定」というスキルで見られるのだが、その時は使える人がいなかった。




それから数ヶ月後、いや、今から3ヶ月前の16歳の誕生日に判明した。



「勇者」は、剣を使い、仲間を護り、世界を救うジョブだと判明した。とても村娘に与えられるジョブでは無いと誰もが思っていた。しかし、私はハルに似合っている、ハルそのものだと思った。

「賢者」は、魔法を使い、勇者を援護し、世界を救うジョブだと判明した。ハルを援護する力は私にはないし、魔法も使えない。私にはなる資格のないジョブだった。でもハルが「これで、これからも一緒だね」そう言った。私もその通りだと思って、嬉しかった。

賢者として生きて行く決心をしてからは、私は凄かった。私自信驚いたが、周囲が1番驚いていた様に感じた。

私は3ヶ月で五属性を扱い、上級魔法まで使えるようになっていた。勇者であるハルも今まで以上に強くなっていた。

私達は慢心していた。世界を侮っていた。














走馬灯の様にクアンデルの頭の中に映像が流れていく。

クアンデルの口が言葉を発する様に開閉する。クアンデルを中心に爆炎が吹き荒れる。しかし、ハルの死体には触れることがない魔法。

クアンデルの感情に比例するかのように、段々と大きくなっていく。終いには街全体を包み込む様に広がって行く。瓦礫が死体が、暴風に巻き上げられ炎に燃やされ灰と化していく、生きし魔獣すらも抗えず灰となる。


爆炎が止みクアンデルの目に映るのは、ハルの無惨な死体。原型を留めているのは右腕と胸、顔のみである。

視界の奥の方に奇妙な盛り上がりも見受けられる。そちらに意識を向けた瞬間
















不可視の風魔法がクアンデルの胸を抉り取る。強力な一撃。

クアンデルが常時身体に纏わせている防御壁すら貫通する一撃。

咄嗟に命の危機を感じ取ったクアンデルは、その場を飛び退き、「創造」の力を初めて使う。

今まで使おうとして使えなかったはずの力、最強と言われ畏れられる力が初めて発揮された瞬間だった。


右手に現れたのは、緑色の液体が入った小瓶。回復薬、それだけを願ったクアンデルは、その液体を呷る。見る見るうちに治っていく身体を見て、気を抜いたクアンデルに追撃が迫る。

しかし、その力はクアンデルに届かない。

クアンデルは今出来る最大限の防御壁を展開していた。



ふと、耳に叫び声が聞こえる。

生きている奴はいないと思っていた、いや、思いたかった。まだ、あの人間が残っている。クアンデルから全てを奪い去った人間が。





クアンデルは願う、あの人間に勝つ力を。

〜終わり〜

を、書いたらマジで受験勉強相手に戦ってきます。

なので、そうなったら次投稿するのは10月15日の午後ですね!

もう作者は...逃げない!

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