18.もう1回
すみませんでした!
朝に投稿出来ませんでした!
新作に色々あったのも理由なんですが、ちょっとリアルの方で朝補習というイベントが追加されてました。
「知らない天井だ」
って、痛いな!うわっ、頭が岩に刺さってる!?あ、違う、岩が頭に刺さってる!?
それに、天井じゃなくて、洞窟?みたいな感じだな。
他におかしな所は.........?
クアンデルが「すぴー、すぴー」と寝息をたてて横に寝ている。
「ウッグラッシャアアアァァァァッ」
クアンデルが叫びながら頭を抑えている、あー、手が痛いな。チョップはやり過ぎだったかな?
あ、そうだ。そう言えば僕は、戦闘中に意識を失って、それで「ゼロム様!流石にコレは酷いと思いますよ!?私の頭が岩とゼロム様の手に挟まった瞬間の衝撃。生きてきた中で1番痛かったで御座いますよ!」あれ?なんだっけ?
てか、オッサンが煩い。
「ここ何処?」
「無視ですか!?
此処はハーピー達の寝床ですな!
あ、そうそう、ゼロム様?お聞きしたいことが有るのですが、記憶はありますかな?」
「え、うん。ありがとう?
少しだけならなんとか」
「あの黒い渦は何ですかな?」
「ああ、アレはスキルだよ?」
「ほう、あの様な禍々しい呪炎を出すスキルが有るとは、それを扱っても平気なゼロム様も凄いですな!」
「呪炎?」
「おや?まさか、知らず知らずのうちに使っていたのですかな?
呪炎と言うのはですね、知恵無き魔獣の中でも強力な者達が使う攻撃手段の事ですな。
今の所、その力を使ったと記録されているのは、「『呪炎の始祖』ゴブリンキングのジム」や「『呪炎の化身』鬼人王のグレイヴ」あとは「『第三の魔王』邪龍のバーリン」ぐらいでしたかな。
数は少ないながらも、呪炎を使いこなす魔獣達は、全てが霊獣並の力を携えていると、言われておりますな」
「種族の前に付けたのは何だ?
あと、2体目、それは間違いなく鬼神なのか?」
「一つ目の質問の答えですが、先程のは二つ名に御座います。
魔獣や7種族に対し、いや世界に対し名を轟かせた者に付けられる名前のようなものですな。別称、渾名という方が良いですかね?
私にも有るんですよ?教えませんがね!」
「ウィッス」
「っ!次に、二つ目の質問の答えですが、そうですねぇ、鬼人ではあるのです。間違いなく。
ただ、伝承なので間違いかもしれないのです。
伝承には、2mを超える巨体を使い、万力の腕力で敵をなぎ倒す。鬼特有の鋭い目付きと、3つの角を頭に生やしていた。そして眉間に、光る第三の眼を持っていた。
と、有るんです。第三の眼など今の鬼人には存在していません。ですので、最終形態の存在。所謂、最終進化を遂げた鬼人として扱われているのです。もしくは、別のナニカとも言われています。
ですので、必ずしも正解とは言えないのです!」
わかったかもしれない。それは確かに鬼神だろう。未確認進化先というのは多分、今この世に存在してはいないという事なのではないだろうか?
うん、そうに違いない!
「あ、あのぅ」
声が後ろから聞こえた。振り返ると二匹のハーピーが居た。
片方は男性だ。人間の腕に羽根を生やし、足を鳥のようにし、髪がフサフサの羽根になっている。
もう片方は女性。違うのは一つしかないだろ?胸だよ!デケェ!
「宴の準備が整いましたので、外まで出てきて下さい!」
言われるがままに、外に連れ出される。僕とクアンデル。
外に待ち受けていたのは、大量の料理と大勢のハーピー達。200は居るんじゃないんだろうか?
一体の年老いた男ハーピーがコチラに歩いて来る。あ、止まった。
「2人の英雄様方!今回は私共を助けて下さり、ありがとうございました!」
「「「「「「「「ありがとうございました!」」」」」」」」
うおぉ?鼓膜が破れそう。
「私は長老のジンと申します。
今宵はささやかですが、宴を開かせて頂きます!是非お楽しみください!」
そう言われたら楽しむしかないだろう!
クアンデルは既に、女ハーピーを侍らせている。え?幼女?
異変が起きたのは、子供ハーピーを寝かせる為に8割程のハーピー達が、寝床へ向かった時だった。
―――ヒュンッ、ヒュンッヒュンッヒュンッ
矢が風を切るような音が聞こえ、長老が地に伏す。
何が起きた!?
辺りを見渡すと、人影と大量の火が闇の向こうへと見える。そして........。
「突撃ぃぃぃぃ!」
大量の足音と共に人間達が襲って来る。次々とハーピー達を殺していく。
ああ
なんて事だ、また、またこんな事になるなんて。ハーピーの悲鳴が一時的に鳴り止み、人間達が隊を組み直す。
「我等!魔獣討伐隊の責務により、貴様等を虐殺する!言葉は分からんだろうがな!
アーッハッハッハ!」
ん?目が紅くなる。頭の中がスッキリする。
身体に呪炎が巻き付いてくる。右腕がひだいかしていく。
『復讐者が発動しました』
『発動により第二人格「ハクム」へ移行します』
第二人格?なんだ...そr......。
高笑いする人間との距離は20mちょいか!
いいねぇ、足の裏に呪炎を集めていく、一気に解放する瞬間に人間に向けて走り出す。
周りの光景がゆっくりと過ぎるが、もう前方には人間がいる。少し右側を俺様は通り過ぎる。
すれ違う瞬間、黒い聖剣を高笑い人間の首に添えてやる。
人間共の最後尾へと降り立った俺様は、首だけを後ろに向ける。
盛大に赤い泥水を吹き出す噴水が、段々と傾き、最後には地面におちた。
俺様はクアンデルに目配せをする。
次の瞬間、クアンデルは人間達の真ん中で爆炎魔法を発動した。
―――ズドン
その音が開戦の合図、もう1回俺様の飢えを潤す食事の始まりだった。
お読み下さりありがとうございます!
今日中にもう一話投稿できたらイイなあ




