第5話 山の図書館の大先生 2
犬の女の子、イヴとミルクが にじのかけらをさがして だいぼうけんに!
対象:小学校三年生位~
読み聞かせやいやされたい人にもおすすめ☆
なるほど、細い山道わきの木ぎの間から、
何やらきらきらとかがやく物が見えました。
イヴとミルクはペダルをこぐのを止めて、
光の方へ目をこらしました。
それまで車輪の音にかき消されて聞こえなかったけれど、
耳をすませてみれば、さらさらと美しい水の音楽が聞こえてきます。
「ねぇ、ちょっとだけ行って、小川を見てみましょうよ。
ここまで山道をずいぶんこいで来て、足がいたくなっちゃった。
あの、小川で足を冷やせば、少しは元気ももどってくるにちがいないわ」
イヴが言いました。
そこで三人は、この小川できゅうけいすることにしました。
三人は道をそれて、石だらけのかわはらにユニーク号をおし入れました。
小川は三人のくるぶしくらいしか水位のない、
たいへん浅い川で、川底にはいかにも気持ちのいい小石がたくさんありました。
「サワガニがいるかもしれないわね」
ミルクが言いました。
カニ達は小さな石の下をかくれ家にして、
一日中のんびりすごすのが好きなのです。
「サワガニガか。ぼくは本物を一度も見たことがないな」
オーティスはすっかり喜んで、水に向かってわんわんほえました。
それから三人は、いっしょうけんめいにさがしました。
けれどもサワガニは一ぴきも見つかりませんでした。
もしかしたら、その日は天気があんまりよかったので、
しんせき中連れだって、ピクニックに行ってしまったのかもしれません。
読んでいただき、ありがとうございます。
次回の掲載は2024年12月6日です。
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