ALT杯決勝 その6
一回休んでごめんなさい!!!!!!
明日も投稿するので許してください……
模試やら実力テストやら定期テストやらで執筆時間が……
「あ゛ぁ゛~、づがれだぁぁ」
ロンちゃんとの戦闘の後、私は疲れのあまりJKとしてだしちゃいけないような声を発していた。
「うわぁ……弟子ちゃんが乙女的にダメになってる……」
しらすにも言われてしまった。
「うっさい、いいじゃん別に、聞かれて困るような人もい、な、い……し?」
「……」
カゲロウさんのこと忘れてたぁ!!!
「…………」
「なんか弟子ちゃんが無言で壁に打ち付けてるんだけど」
……はずい。
「ふぁ~、ちかれた~」
ロンちゃんとの戦闘の後、疲れた私はかわいらしく声を発していた。
「あ、なかったことにするんだ」
「チョットワタシナニイッテルカヨクワカンナイデス」
あんなことなかった。いいね?
「さてと、今んとこ何人キルしたかな~」
えっと……12人!? 決勝リーグは50人だから……大体5分の1は倒したってことか。
え、すごない? これすごくない?
「そっかー12人かー。えへへ」
「お、弟子ちゃんがいい笑顔になった」
だって3000人から上位50人に絞った精鋭中の精鋭を12人もキルしたんだよ!
これは、うん。誇ってもいいことだと思う。
「カゲロウさんは何人倒した?」
「俺は……3人か、お前と比べると少ないな」
「そんなことないよ! 特にここまでたどり着いた2人なんかはカゲロウさんがいないと絶対倒せなかったし!」
それにカゲロウさんが見張りをしてくれたからこんなに平和? なんだから。
「そうか? ロンの時は俺何もしてなかったと思うが」
「なにいってんの、あんまり下手な動きすると一瞬でカゲロウさんに射抜かれちゃうからロンちゃんもそこまで大きく動けなかったんだよ」
「そうか、ありがとな」
「いえいえ~」
よし! 好感度ゲット!!
「っ!? おい! ちょっとあれを見てみろ!」
あれから数分後、ここまでたどり着きそうな猛者もおらず、私たちは優雅なティータイムをしていたら、ふと窓の方をみたカゲロウさんがなにやら焦った様子で声を掛けてきた。
「ん? なんねなんね」
あの方向は……マップの外側か。
もしかして最近よくあるやつみたいにフィールドが縮小してるとか?
そう思ってそちら側に目をやってみると……
「うっそでしょ……」
「うわぁ、なにあれ」
外側からこちら側に向けて、地面がゆっくりと崩れて来ていた。
いやそこにいるとダメージを受けるとかならまだしも、即死はダメでしょ即死は……
幸いスピードは遅いので、私たちでもなんとか走り抜けることができそう。
ただ問題は、
「あれどこで止まるの?」
そう、今しらすがいったことの通りだ。
あれがどこまで崩れていくか、マップにも書いていない。
多分どっかで止まるだろうけど、それがどこかわからない。
最悪の場合そのまま止まらずフィールドが完全に消滅する可能性だってある。
「とりあえず……」
「ず?」
「逃げろーーー!!!」
「はぁ、はぁ」
「疲れた~~」
さっきの城から大体2㎞ぐらい走ったころ、やっと崩壊が止まった。
もうさっきまでいたお城は跡形もない。
「あぁ、マイキャッスルが……」
ラスボスごっこ楽しかったのに……
「次の拠点を探すぞ、ここではいつ狙撃されるかわからん」
「「はーい」」
「洞窟!」
「三方向が壁なため一見有利そうに見えるが、入り口で火でも焚かれたらおしまいだな」
「平原!」
「たしかに視界が開けているから奇襲はされにくいが、逆もまたしかりだ。いずれは遠くにうっすらと見える森から狙撃されて負けだな」
「まうんてん!」
「ふむ……悪くない、そこにしよう」
「いやったー!」
やっぱり山が最強なんだね!
最悪前回みたいに爆破できるし。
「よし、では罠を仕掛けながら登っていくぞ」
「ん、りょーかい」
途中2人にあったけどどちらともこっちが先に気付いてカゲロウさんの狙撃で撃破、無事山頂まで登り切った。
「んー! 到着! さぁ弟子ちゃん、おにぎりを食べよう」
「子供か! てかその体じゃ食べれないでしょ」
「いや人化して……」
「大事な人化をこんなことで使うな!」
「はぁい……」
あぁ、しょんぼりしてるしらすかわいい……流石ねこ、略してさすねこ。
「ふむ、ここはなかなかいい場所だな、まず高いため一方的に狙いやすい、さらにここはマップ中央にある、つまり崩壊するには一番最後だ」
流石は私、こんないい場所を見つけるなんて。
「よし、ここで籠城するぞ」
「「サーイエッサー!」」
……イベントが進むにつれなんかみんなハイになってる気がする。
<決勝リーグトップ3が決定しました>
<現在残っている3名を発表します>
<また、2分後に特別フィールドへ転送します>
お、トップ3決まったんだ。
てか発表! しかも転送!?
どこからつっこめばいいのやら……
他プレイヤーの情報は無しとはいったい……
<プレイヤー「カゲロウ」>
<プレイヤー「トーカ」>
<プレイヤー「ヒバナ」>
<以上三名がトップ3です>
<1分後に特別フィールドへ転送します>
おお、見事に知り合いで固まったね。
てかやっぱりヒバナかー……
「トーカ」
「ん?」
「ここからは敵同士だ。2人とも、最善を尽くそう」
「うん!」
さてと、いっちょ優勝しちゃいますか!




