第20話 第2回課題テスト
教室に戻るとみんなが少し騒がしくしていた。
4時になると最後に中川が教室に戻ってきた。彼は自信満々に話し始める。
「俺のペアは『ゆかり』だった。普通の女の子にみえたけど、この子は何かが変だと第六感が警告してきたんだよ。彼女は淡々と説明を始たんだ。ルールについて、そして『作兎』という人物について。誰かわからなかったから半分話は聞き流していた。だけど、『作兎を退学させるために試験が行われている。』と聞いて……」
「おはよう。中川。よく眠れたかい?」
彼は4時半に目を覚ました。
僕はゆかりと言ったのをスルーして話を聞き始めた。作兎が出てきたことについて質問しようとしたら中川が急に眠ってしまった。
「中川。もうさっきの試験について何も喋るな。これは命令だ」
彼が頷くと同時に早川が教室に入ってきた。
「今から第2回課題テストを行うこととなった」
すぐに紙が配布されていく。全てが回り終わったあとに放送が流れ出す。
「緊急事態発生。緊急事態発生。ただいま行方不明者が出ました。GPSの反応はなく消息不明の状態です。この街から出ていることはないです。1年生は直ちに体育館に集合してください」
このタイミングでの放送、何か意図があるな。こんな状況でも成績はついてしまうのか?
「今から個人で体育館に向かってもらう。荷物は持たなくていい。私は一旦職員室に戻る。健闘を祈る」
僕はテストを開く。やっぱり課題テストはリスニングだ。まずは体育館に行くことにしよう。
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