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第15話 課題テスト

「すまんが急遽課題テストを行うことになった。筆記用具以外の荷物はすべて隣の空き教室に置きに行ってくれ。どんな内容なのかは配られるまで不明だ。2時に開始とする。1時55分には着席するように」

 

1人の生徒が早川に質問をする。

 

「このテストの結果ってー、どこに影響するんですか?」

 

それはちょうど僕も気になっていたところだ。

 

「はっきりと言わせてもらおう。私もわからない。質問は以上か?」


みんなが聞きたがっていたのはそれだけだろう。質問がないのを確認して教室から彼女は出て行った。


勉強道具なんてあるはずがない。結局みんなは52分になるまで雑談をしていた。


着席する数分前に教室の扉が開いた。中に入ってきたのは、こんな人が教員免許を持っていていいのかと思うほどの美貌の持ち主。

 

名は三浦 雅(みうら みやび)というらしい。その圧倒的な美貌によってこの空間は彼女によって完全に支配された。

 

「それでは、席についてください」

 

 冊子には自分の名前が書いてある。1人1人違うテストが配れているようだ。

 

 配られた冊子の表紙をみてみんなは愕然とする。試験時間が180分で5時まで行われるようだ。

 

「開始!」

 

そう言われて冊子を開くとアイマスクが挟まれていた。

 

「今からそれをつけてもらう。拒否してもいいが拒否をしたら退学してもらう」

 

 みんな黙ってつけ始める。目が見えなくなった後、誰かにおぶられてどこかへ連れていかれた。


アイマスクの固定が緩くなったのを感じて僕はアイマスクを外す。周りはぱっと見なにもなく隣には1人の女の子が立っていた。彼女がポケットから何かを取り出す。


 課題テスト

  時間内にこの部屋から2人で脱出すること。以上。


 そしてもう1枚の紙を取り出す。そこには何も書かれていない。

 

「君の名前は?僕は氷室だ。いや今は作兎か」

 

 質問の返しは機械のように冷たく乾いていた。

 

「ゆかり」

 

 そう言ったあと詳しい説明を彼女からうける。

 

「制限時間は5時まで。もしテストに合格できなければ即退学を2人に下される。もし1人が出ることができてもどちらかが合格できなければ、2人とも不合格とみなされる」

 

 なるほど、自己利益に走ったら負けるというわけか。というか彼女の立場はどうなっている?

 

これはなんだ?壁に書いてある文字を発見する。そこにはここはどこか推測して紙に書き出せと書かれてある。ゆかりがペンを渡してきた。

 

「ここの問題については私は何も関与しない」

 

 今いる場所はきっと学校内のどこか。そして、全校生徒に個別部屋が用意されているはず。ならば普通の教室である可能性を頭に入れなければならない。


そして、4方向すべての壁をノックした。なるほど。ここは……

読んでいただきありがとうございます!

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